インカムゲイン投資家の楽しみと言えばもちろん配当。
これ当たり前。
ではもう一つの楽しみと言えば?
自社株買い。
そう、自社株買いは配当と共に株主還元の両輪。
そして増配のための重要なアイテムとも言えます。
当たり前の話ですが、自社株買いを行うことで配当支払いの対象となる株数が減少する。
となれば、たとえば前四半期と同額の総配当支払い額であっても株数が減少した分1株当たりの配当が増加する。
つまり増配というわけです。
その株主還元に関して当方がチェックしている数字。
その一例が以下となります。
こちらはたばこ銘柄の期末株式数の推移を2017年の株数を100として比較したものです。
・アルトリア
・フィリップモリス
・ブリティッシュ・アメリカン・タバコ
基本的にはこの数が低ければ低いほど自社株買い等を進め、株数を減らしていることを意味します。
これを見るとアルトリア(オレンジ色)が着実に自社株買いを進めていることがわかります。
株主還元というと配当に目が行きがちですが、自社株買いもりっぱな株主還元。
というかたとえ利益が伸びなくても、自社株買いを進めれば進めるほど配当を増やせる、ということになります。(※配当方針に変更がない場合)
ちなみに各銘柄の増配率の推移は以下のとおり。(※ブリティッシュ・アメリカン・タバコはポンドベースでの計算となります。)
もちろん自社株買いの多さ・少なさが必ずしも他社と比較した場合の増配率の優劣を表すわけではないのですが、少なくとも株主還元を優先する姿勢の表れであることは確か。
(さらに言えば例えば買収を実施し株式交換によって発行済株式数が増加した場合でも、買収によって増配が可能となるパターンもあるわけでして、そのあたりはきちんと抑えておく必要があります。)
ということで今後も地道にチェックを続けて行きたいと考えています。
(自社株買いのみを盲信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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