今さら言うまでもないのですが、株式投資は高いリターンを上げられる代わりにリスクも高い。
つまり簡単に言えば、儲かる可能性が高い代わりに損する可能性も高い。
これ、株式投資をやっている人間、特に投資年数が長くなっている投資家にとっては、
「えっ、そんなの当たり前じゃないの? それがいったいどうしたの?」
ということなのですが、特に個別銘柄へ投資する場合、ポートフォリオによってはリスクは非常に高くなるわけでして。
だから株式への投資にあたっては分散投資、つまり
一つのカゴに多くの卵を盛ってはいけない。
というセオリーを守る必要があるわけで個別銘柄への投資ではなく、ダウやS&P500に連動するいわゆるインデックスファンドへ投資することが、特に日々仕事に忙しい方にとって極めて合理的かつ現実的な選択肢と言えるのです。
って言うと、
「いやいや、そうは言ったってダウはこの2日で1900ドル以上も暴落してるじゃないの! さすがにゼロにはならないかもしれないけど10分の1にでもなったらどうしてくれるの! いったい誰が責任とってくれるの!!」
って心配になるわけです。
でも大丈夫、
心配には及びません。
例えばあなたがダウに連動するファンドに投資していたとしましょう。
そしてその後ダウがすでに1900ドル以上下げた現在の27,000ドル台からさらにズルズルと値を下げ、なんとなんと半分の13,000ドル台になってしまったとします。
これ、現実に可能性がないわけではありません。
げんに2008年のリーマンショックの時には13,000ドル台から一気に6,000ドル台へと暴落しましたから。(by経験者)
しかしその後株価は回復、そして10年以上もの長きに渡りほぼ一貫して右肩上がりで現在に至ります。
ということで、これまでの長い歴史を振り返れば、長期のスパンで見ればダウ銘柄のみならず米国株全体の株価は着実に右肩上がりの上昇を続けて来たのです。
「いやいや、確かにカコはそうかもしれないが、だからと言ってず~っとひたすら下落を続ける可能性だってゼロじゃないだろ!」
確かにそれはそのとおり。
でももしそんな状況になったら、
それはもう異常事態。
経済活動の鏡、いや経済活動そのものを表す株価がそんな状況になれば株式市場のみならず企業も政府もさらには国民生活も、つまり資本主義自体がまともに機能していない、
つまり世の中自体がおかしくなってしまっている状況。
と言えます。
そんな事態まで心配する必要はない。
と思っているのですが、楽観的過ぎるでしょうか?
(暴落時の投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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