銘柄研究

いつかは買いたい銘柄のその後を追う - マコーミック

以前、「いつかは買いたい銘柄」としてコカ・コーラを始め数銘柄を取り上げ記事にしていましたが(って誰も覚えていないか、、)、最近とんとご無沙汰状態となっていましたので、その後の状況を確認することにしました。

今回取り上げる銘柄はマコーミック(MKC)。

マコーミック・アンド・カンパニー(McCormick & Company, Incorporated)は小売業者、食品製造業者及びフードサービス事業者等の食品業者向けのスパイス、シーズニングミックス、調味料等の生産・マーケティング・販売を行う。

【事業内容】

同社は消費者事業及び産業事業の2セグメントを営む。

同社は風味製品の製造および販売に従事する。

同社の米州にあるブランドには、「McCormick」、「Lawry’s」、「Club House」、「Gourmet Garden」、「OLD BAY」がある。

同社は食品メーカーや食品サービスの顧客に製品を提供する。

同社の販売、流通および生産施設は北米、欧州および中国にある。

同社は「Zatarain’s」、「Stubb’s」、「Thai Kitchen」、「Simply Asia」などの地域および民族ブランドを販売する。

(SBI証券より)

マコーミックと言えばスパイス、スパイスと言えばマコーミック、ということでその名は日本でも知られています。

まず売上ですが、御覧のとおり巣ごもり重要もありコロナ下の2020年を含め順調に売上を伸ばしています。

(尚、2018年の大きな伸びは2017年に英国レキットベンキーザー・グループの食品事業を42億ドル(日本円換算で約4670億円)で買収したことによります。)

続いては真の稼ぐ力を表す営業キャッシュフローマージン。

こちらの方は大きな伸びこそないものの、抜群の安定感を示しています。

そして増配率もまたしかり。

直近2年ではやや数字を落としているものの、8%を超える増配率は立派と言うほかありません。

しかも決して無理をした増配ではない。

こちらは営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフロー、そして配当支払後の残高をグラフ化したものですが、これを見るとフリーキャッシュフロー(黄色)は順調に右肩上がり。

そして配当支払後の残高(黄緑)も安定したレベルとなっている状況が見て取れます。

つまりその残高は毎期10%近い増配を実施した後の残高、ということで決して無理をした増配でないことがよくわかります。

さらに株価の方も長期(10年)で見ればほぼ順調に右肩上がり。

ということであらためて非の打ちどころのない銘柄であることを実感。

現在の配当利回りは1.6%ではありますが、

もし今自分が20代、30代の若さなら、

つまり長期投資を前提とした場合、

リタイア後の超優良定期預金的銘柄として、間違いなく購入しているに違いありません。

(現時点で非の打ちどころのない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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