通信大手のAT&T(T)から5月2日に配当を受領しました。
今回の配当は前回同様1株当たり0.2775ドルとなっています。
直近の業績ですが、現地時間の4月24日に発表した2024年第1四半期決算は前年同期比で減収(-0.4%)、減益(-8.3% ※調整後1株利益ベース)
そしてアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上は予想を下回ったものの調整後1株利益は予想を上回っています。
但しこの銘柄の最大の注目点、配当の源泉であるフリーキャッシュフローは大幅に増加。
また、今期2024年通期見通しですが、前回予想を維持しフリーキャッシュフロー約170億ドル~180億ドル、また調整後1株利益2.15ドル~2.25ドルとしています。
AT&Tと言えば2021年に増配を見送り配当貴族銘柄から陥落したばかりか、2022年5月支払いの配当はそれまでの1株当たり0.52ドルから0.2775ドルへと47%もの大減配を実施。
そして昨年も増配を実施しなかった。
ただここからはタラレバ計算となってしまいますが、昨年のフリーキャッシュフロー168億ドルに対し配当支払は81.4億ドルとFCFベースの配当性向は48.5%。
仮に配当性向に変更なし+今期見通しのフリーキャッシュフロー中央値175億ドルを達成できれば84.9億ドル、4%程度の増配となってもおかしくはない。
無論世の中そんなに甘くないことは百も承知。
ということで、
「せめて0.1%でもいいから増配を再開してくれないだろうか?」
と期待しているところです。
(たとえ配当利回りが6%を超えていても配当貴族銘柄から陥落した銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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