インカムゲイン投資家の楽しみと言えばもちろん配当。
これ当たり前。
ではもう一つの楽しみと言えば?
自己株買い。
そう、自己株買いは配当と共に株主還元の両輪。
そして増配のための重要なアイテムとも言えます。
当たり前の話ですが、自己株買いを行うことで配当支払いの対象となる株数が減少する。
となれば、仮に前四半期と同額の総配当支払額であれば株数が減少した分1株当たりの配当が増加する。
つまり増配というわけです。(当たり前)
その株主還元に関して当方がチェックしている数字。
その一例が以下となります。
こちらはたばこ銘柄3社の期末株式数の推移を2015年を株数を100として比較したものです。
基本的にはこの数字が減れば減るほど自己株買いを進め、株数を減らしているということになります。
これを見るとアルトリアが毎年着実に自己株買いの実施によって株数を減らしていることがわかります。
株主還元というと配当に目が行きがちですが、自己株買いもりっぱな株主還元。
期間を追うごとにグラフの高さが下がって行く。
ホルダーとしてこの姿を見るのが何より楽しい。
これ、インカムゲイン投資家ならではの楽しみ
それも少々マニアックな、ある意味隠れた楽しみではないか。
そんな風に思っています。
<注>
ブリティッシュ・アメリカン・タバコの株数が2017年に急増したのはレイノルズ・アメリカン買収によるものです。
もちろん買収によって株数が増加することは悪い事ではありません。
但しその場合は、買収後これまで以上の1株利益を計上することができるかどうかをしっかりチェックする必要があります。
(自己株買い状況を妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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シーゲルの緑本と赤本とを読み比べた方からすると、一つだけ読むとすればどちらを読むとよいでしょうか。
NKさん
まずは赤本ということで。