窓際中年のつぶやき

窓際中年 そのつらさの実態を語る

実は当方、あと数年で定年となるのですが、できるだけ早くリタイア(つまりアーリーリタイア)したいと考えています。

会社(仕事)。つまり一日も早く会社を辞めたい。

特に最近は会社にいることがどんどんつらくなってきています。

ご存じのとおり現在窓際というポジションにいるわけですが、やはりこの職(?)は長くいるべき場所でありません。

確かに窓際になって最初の頃は、「ラッキー!これでやっと煩わしい人事管理等のマネジメント業務から解放されたー♪」と喜んだのは事実。

現に最初の頃は残業をほどんどしなくて良くなったこともあり、どんどん体調(心身とも)が良くなっていくのを実感することができました。

しかし、ことはそう単純ではありませんでした。

やはり実際に自分がその立場になって働いてみないとわからない。

日に日に居心地が悪くなっている、という現実。

まずラインに入っていないため、たとえ部や課に所属しているとは言え、業務では他のメンバーと共同で作業するということがありません。

つまりある意味のけ者。

例えばグループである業務を上から指示された場合、

課長:「えーっと、皆さんちょっと集まって下さい。これから部長から至急、ということで指示された先日提出した報告書の修正箇所を説明します。あっ、直者(なおびと)さんは結構ですから。」

と、こういうパターンがとても多い。

こののけ者感が結構ツライ。

ボディブローのように精神的にじわじわ効いてきます。

また、そもそも正直会社としても若者より給料の高い、それもパワポ等のITに弱く手は動かせないくせに口だけは達者な年寄りには「できれば早めにお引き取り(自己都合退職)願いたい。」と考えているわけでして、、、

これ、逆の立場だったらすぐわかります。

自分より一回り以上年上の人間が自分の部下だったらやりづらくてたまりません。

でも当人としてはそんなに相手がやりづらさを感じているなんて思ってもいない。(この鈍感力が年寄りたるゆえんでもあるのですが。)

あげくに「この業務は俺の方が全然詳しい。」とばかりについつい上から目線で口を出してしまう。

これ、上司にしてみたらほんと迷惑。

次にメンバーをはじめとする他の従業員の当方に対する態度。

ちょっと気にし過ぎじゃない?って思われるかもしれませんが、やはり非常に気になる。

窓際、ということで、会議等で発言しても完全無視はされないものの、決してその意見は重要視されない、大抵は軽くスルーされてしまう。

まあもはや管理職、自分の上司でもなんでもないわけですから、当たり前と言えば当たり前なのですが、当人としてはこれがくやしく、むなしい。

若者の仕事のやり方が明らかに間違えている、と思って指摘しても無視される、さらには課長に間に入られてしまう。

(つまりその役割はあなたではなく、私の仕事。という事が言いたいのでしょう。)

最近は、「あっ、これ絶対に違う。そのやり方でやっていくとまずいことになる。」と思ってももう何も口を出さないことにしています。

いわばあきらめの境地、ただこれはこれでむなしい。

人間には「誰かに認めてもらいたい。」といういわゆる承認欲求があるわけですが、一日のうちの大半の時間を過ごす会社においてこれが全く満たされないのです。

(強すぎる欲求は問題ですが、何も満たされない、というのは精神衛生上よくありません。)

そしてそのストレスをため込んで家に帰り、妻に対してついつい会社ではできない上司的物言いをするという悪循環。

(但し、たちどころに倍返しされてあえなく玉砕、というパターンなのだが、、(冷汗))

うーむ、こりゃやばい、もう限界?

(窓際職就任にあたってはあくまで自己責任でお願いいたします。)

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