銘柄研究

銘柄リストに本田技研工業を追加した理由

引き続き2月の投資検討を行っていますが、今回優良配当銘柄リストに本田技研工業(7267)を追加することにしました。

【特色】

 4輪世界7位で北米が収益源。2輪は世界首位。環境対応を強化。40年までに脱エンジン目標

【連結事業】

 二輪17(17)、四輪63(0)、金融サービス17(10)、パワープロダクツ他3(5)【海外】86 <23・3>

【業種】

 自動車 時価総額順位 2/8社(会社四季報より)

本田技研工業というかホンダと言えば今さら説明の必要はないでしょう。

直近の業績ですが、2月8日に発表した2024年3月期第3四半期決算は前年同期比で増収(売上:+19.8%)、増益(営業利益:+46.7%、純利益:+49.1%)と円安の追い風もあり好調。

また通期予想利益を上昇修正、さらに配当についても45%増配を予定しています。

とここで、

「それはわかったけど同じ自動車メーカーなら業界の盟主、世界一の販売台数を誇るトヨタの方が良いのでは?」

という疑問が湧こうかと思います。

確かにそれはある、、、(汗)

ただ、現時点の予想配当利回りはホンダの3.3%に対し残念ながらトヨタは1.9%と大きな開きがある。

さらにはこちら。

こちらは真の稼ぐ力を表す営業キャッシュフローマージンの比較。

営業キャッシュフローマージンとは

企業がどれほど効率的にキャッシュを稼いだかを示す指標であり、営業活動の結果として売上がどのくらいの営業キャッシュフローを生み出したかを表している。

計算式は、営業キャッシュフロー÷売上高で表される。

PL(損益計算書)上の利益はお化粧が可能だが、営業キャッシュフローは資金の入出金であり、会計基準・会計方針等の影響を受けないいわばごまかしのきかない数字である。

御覧のとおりホンダは右肩上がりを続け、直近2023年3月期ではついにトヨタを上回っている。

正直この結果は当方意外だった。

ちなみにホンダは2023年10月1日を効力発生日として、普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っており、投資家目線の取り組みを進めている企業であることがわかる。

そしてホンダの配当政策は有価証券報告書にも記載があるとおり、配当性向30%(連結ベース)。

それは以下の過去データを見ても明らかであり、非常に明瞭。

さらに前述のとおり現在の予想配当利回りは3.3%、また予想PERは8.6倍と決して割高ではない。

またPBRは0.69倍と1倍を大きく割る水準であり、2024年3月1日から2024年4月30日までの期間で自社株買いを予定しているものの、金額は上限50,000百万円でありさらなる自社株買いの可能性が十分ある。

以上、書いて来ましたがもちろん業種柄不況時、円高時には減配の可能性があることは百も承知。参考までに過去10年間で増配が7回、据え置きが2回、そして減配は1回。

現在輸送用機器銘柄への投資を行っていない状況下、小額であれば十分ありかな?

と考え始めています。

(海外売上割合が8割を超え、為替によって業績が大きく左右される銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です