IBMからのスピンオフによって誕生したキンドリルですが、現地時間11月4日が権利落ち日となっており、米国市場ではティッカーシンボルKDとして取引が開始されました。
ただ自身の証券口座(SBI証券)に入庫したのは11月9日。
ちなみに楽天証券もマネックス証券も先週にはしっかり入庫していたようです。
コメント欄、twitterに情報を下さった以下の皆さん、ありがとうございました。
・いつも拝見しております。さん
・うえっちさん
・さいぱんさん
・オザワークスさん
・sim_gamer☆Comet Lake-Sおじさんさん(twitter)
・ゆう@投資信託さん(twitter)
・梅田 勇さん(twitter)
株数ですが、発表どおりIBM株5株に対して1株のキンドリル株が割り当てられていました。
一方のIBM株ですが、当たり前の話ですが株数は変わらず。
今後新IBMはクラウドとAIを主体とする企業としての道を歩み、キンドリルはIBMからグローバル・テクノロジー・サービス部門の中のマネージド・インフラストラクチャー・サービス事業、つまり115カ国・4600社以上の顧客と9万人の従業員を引き継ぎIT基盤の構築・運用とサービス提供の専門ベンダーの道を歩むこととなります。
ということで、当方早速この新会社の売却を決めました。
上場後即行で売却って一体なぜ?
と思われるかもしれませんが、その理由がこちら。
こちらは直近2021年第3四半期のセグメント別総利益率となりますが、その大部分がキンドリルに引き継がれるグローバル・テクノロジー・サービス部門の利益率は36.2%と決して高くない。
さらに、以下のとおり3ヶ月間の税引前利益率を見ると、5.9%、そして9ヶ月ではわずか4.6%と非常に低い。
要は利幅の薄いビジネスを手掛ける会社ということ。
一方新IBMの方ですがもう少し様子を見ようと思います。
IBMは今回のキンドリルのスピンオフによって1株利益が0.20ドルから0.25ドル程度減少すると予想しているわけですが、ハイブリッドクラウドとAIに傾注することによって2022年から2024年にかけては年率1桁台半ばの収益成長目標を掲げている。
もちろんこの銘柄がオオカミ少年銘柄であることは百も承知。
次回以降の決算内容如何でこの銘柄を売却する可能性は十分あります。
(オオカミ少年的銘柄の保有継続にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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