当方が自社の従業員持株会に加入して早30年近くが経過しています。
始めるきっかけは当時の上司から半ば強制的に勧められたから。
そして2008年から米国株投資をスタートし、その後インカムゲイン投資に舵を切り配当収入目標額300万円を設定。
定年前に何とか達成しようと奮闘していた時、それまで何の疑問も持たずに続けていたこの自社株買いに目が行った。
というか、違和感を感じた。
その違和感とは、
「こんなに配当利回りの低い銘柄を保有しているのはいかがなものか? 売却してもっと利回りの高い銘柄を買えば配当が増えるじゃないか。」
そう、インカムゲイン投資を続ければ続ける程配当利回りに目が行くようになる。
そして増配率が低い上に極端に利回りの低い銘柄を保有し続けていることに耐えられなくなる。
たとえそれが自社の株であっても。
ただ、昔ほどでないにせよ自社株保有は会社への忠誠心の証(あかし)。
いくら窓際とは言え、自社株を売却してしまうことにはさすがに抵抗があった。
いろいろ悩んだ末最終的に売却を実行したのが、2018年の2月。
このあたりの経緯はこちらをご覧ください。
その持株会ですが大量売却後も加入を続けています。
そればかりかなんと昨年毎月の投資口数を大幅に増やしたのです!
「えっ、それって矛盾してない? だって「増配率が低い上に極端に利回りの低い銘柄を保有し続けていることに耐えられなくなった。」ということで自社株を売却したんでしょ。 それを現状維持どころか口数を大幅に増やすなんておかしいでしょ。」
って確かにそのとおり。
ただ増やしたのにはちゃんとわけがある。
その一つが会社が奨励金を大幅にアップしたから。
「いやいや、確かに大幅アップはうれしいだろうけど、あなたは定年まであと少しの年齢なんでしょ? 今さらたくさん買いますったってたかが知れてるでしょ!」
って確かにそのとおり。 そう言われるとぐうの音も出ません。
実はもう一つ理由がありまして。
こちらがメイン。
それが、
「役職定年になったら2年目から給料が大きく減ってしまうから。」
「それと口数増加と何の関係があるのか?」
ということですが、
役職定年2年目、つまり来年になったら持株会の毎月の投資月数を一気にゼロにするつもりです。
すると何が起きるか?
毎月の投資(買付け)は給与口座から自動引き去りされているわけですが、自社株の買い付けを止めることで毎月の手取り額は(自動的に)増える。
ことになる。
つまり役職定年2年目の給料の減額分を表向き(手取りベースで)は薄めることができる。
というわけです。
具体的には減額分の半分程度はカバーできる計算。
「なんでわざわざそんなめんどくさいことを?」
と思われるかもしれませんが、実はこれ、
入金額を厳しくチェックしている(汗)妻のショック(&怒り)を少しでも和らげようというある意味涙ぐましい努力(魂胆ともいう)のたまものなのです。
私が従業員持株会の投資口数を大幅に増やした背景には実こんな深い事情があったのです、、、(涙)
(従業員持株会の口数変更にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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