来月10月の投資ですが、予定では引き続き本田技研工業(7267)の買い増しを考えているのですが、分散投資(国分散)の視点から昨日9月23日の記事ではカナダに本拠を置き、カナダと米国で石油・ガスパイプラインを運営するエンブリッジ(ENB)を取り上げました。
そして今回は通貨分散の視点から日本銘柄に焦点を絞ることにしました。
なぜ日本銘柄か?、と言えば現在当方の配当収入が米国銘柄(ドル)に大きく依存しているから。
ちなみに昨年の配当収入に占める米国銘柄(ドル)の割合はなんと97%。
これではいかんということで、今年からせっせと日本銘柄への投資を行っているわけですが、まだまだ少額。
ということで、以前紹介した「日経連続増配株指数」採用銘柄のうち連続増配年数が15年以上の銘柄に絞って直近の各指標をチェックしてみることに。
「日経連続増配株指数とは」
国内に上場する銘柄のうち連続増配を続ける銘柄から構成される時価総額ウエート方式の株価指数。
対象
国内証券取引所に上場する銘柄(TOKYO PRO Marketを除く)
銘柄入れ替え
年1回(6月末)
入れ替えルール概要
原則として10年以上連続して増配する企業70銘柄を対象に算出
銘柄数
70
ウエート
時価総額ウエート
計算方法
構成銘柄の株価にウエート・ファクターをかけた値を合算し、この合計金額を「除数」で割って算出
ウエート・ファクターは、基準日時点の発行済み普通株式数
計算頻度
1日1回終値ベース
公表開始日
2023/06/30
但し、現在毎月連続増配年数が20年以上の銘柄はチェックしていますので、今回は15年から19年の銘柄のみとしました。
その結果がこちら。
こちらは各銘柄の連続増配年数、予想配当利回り、予想PERデータを予想配当利回りの高い順に並べ替えたデータとなりますが、予想配当利回り4.46%で1位となったのがシークス(株)(7613)。
【特色】電子機器の製造受託(EMS)国内トップ。調達・組み立てまで一貫、商社機能も。車載関連が成長
【連結事業】車載関連機器62、産業機器20、家電機器9、情報機器8、一般電子部品1、他0【海外】77 <23・12>
【大幅減額】好採算の事務機器が後退。産機も軟調。主力の車載向けは案件積み上げ進むが、中国で日系自動車の不振受け想定超の縮小。固定費率高まり前号比大幅減額。25年12月期は新規案件増え車載向け回復。
【インド】現地に設計開発人材抱える米IT企業と合弁設立、ものづくりとIoTの強み生かしたビジネス開発狙う。社内教育を強化、地域を越えた製造技術の共有図る。
【業種】 電子部品・産業用電子機器 時価総額順位 84/229社
(会社四季報より)
電子機器の製造受託(EMS)で国内トップのこの銘柄ですが、当方これまでノーマークでした。
直近の業績ですが、2024年12月期第2四半期決算は売上は前年同期比0.8%減とほぼ横ばいだったものの、中華圏、東南アジアでの不振が響き営業利益36.2%減、中間純利益52.0%減と大幅減益に終わっています。
そして通期予想は中国経済に先行き不透明感が強まる中、中華圏セグメントにおいて車載関連機器用部材および産業機器用部材の需要が減少していること等により、前回予想を下方修正。
売上:3,200億円(前期比3.3%増)
営業利益:85億円(前期比30.6%減)
当期純利益:46億円(前期比43.8%減)
としています。
但し年間配当については大幅減益予想にもかかわらず前期44円から9.1%増配の48円を変更していません。
高配当利回り銘柄の場合、売上、そして特に利益が成長していれば問題ないのですが、ありがちなのはこの銘柄のように業績悪化により利回りが上昇しているパターン。
高利回りにはわけがある。
ということで、地道に銘柄研究作業を続けて行きたいと思います。
(連続増配・高利回りのみを信用しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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