9月19日にエネルギー大手のシェル(SHEL)からの配当金を受領しました。
今回の1株配当ですが、現地時間の6月14日に発表したとおり前回の1株当たり0.575ドルから約15%増配の0.662ドルとなっています。
実はシェルの増配は今年初めてではない。
支払いベースで見ると3月支払い時は昨年12月の1株当たり0.50ドルから15%増配の0.575ドル。
そして今回0.575ドルから0.662ドルへ増配。
昨年に対して約32%もの増配を行っている。
「うーん、素晴らしい、それに引きかえ昨年未曾有の好決算にもかかわらずたった3.4%の超渋ちん増配を実施したエクソン・モービル(XOM)ときたら。今年は業績が落ちているからさらに期待できない。まったく爪の垢を煎じて飲ませたい!」
と思いたくなるのですが、それは早合点というもの。
実は昨年時点での連続増配年数はエクソン・モービルの40年に対してシェルはたったの2年。
シェルはロイヤルダッチシェル時代の2020年に減配を実施している。
しかも第二次世界大戦以降一度も減配したことがなかった銘柄が、それまでの1株当たり0.94ドルから0.32ドルへとなんと66%もの大減配を実施した。
そしてそれからわずか3年で0.32ドルから0.662ドルへと配当を倍増させている。
それはそれで素晴らしいのですが、過去を知る当方に言わせれば、
いまだ進捗率(という言い方が正しいかはわかりませんが、、、)は70%。
そう、0.94ドルあった配当がいまだ0.662ドル。
ただこの銘柄は今年の6月に株主還元を営業キャッシュフローの(これまでの20%~30%から)30%~40%に引き上げることを発表。
その結果、増配の実施及び今年の後半だけで50億ドルの自社株買いを予定している。
エネルギー銘柄の業績が原油、天然ガス価格次第であることは百も承知。
しかし再び株主還元重視に舵を切ったこの銘柄を見ていると、
「達成率100%を迎える日はそう遠くないのでは?」
そんな風に期待しているところです。
(70年以上減配ナシもやる時は大減配する銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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