人生60年を過ぎ、頭や身体のいろいろなところにガタがき始めると人の命は有限である、つまりいつかは終わりが来ることを強く意識するようになります。
そして最近それと同時に自分亡き後、子供はちゃんと暮していけるのだろうか?
という心配が頭をもたげるようになって来ました。
「それってちょっと悲観的すぎない?」
と言われればそれまでなのですが、思い返せば亡き両親が年齢とともにいろいろなことに口出しするようになったのも、心身の衰えを感じる中で同じ思いがあったのかもしれません。
ということで、タイトルの話になるのですが、この度資産形成の一環として子供に株式投資を始めてもらいました。
当方が株式投資をしていることは、子供には話していますし優待券も渡しているので知っているのですが、本人はまだ学生ということもあり株式投資はしていませんでした。
そこで当方が目を付けたのがお年玉。
幸いなことにこれまでもらって来たお年玉のほとんどが銀行に預けっぱなしになっており、そこそこの金額になっていた。
そこで当方、「銀行に預けっぱなしになっているお年玉のことなんだけど、もし使う予定がないなら株に投資してみない?」
と提案してみた。
するとあっさり、
「いいよ。」
との返事が。
ちょっと意外でしたが、具体的な話を始めたところ実は学校の先生の中に株好きというか株式投資にとても詳しい先生がいて、ありがたいことに時折授業を脱線して株の話をするらしく聞きかじり程度ではあるものの多少株の知識はある様子。
ただ今回は当方が指定した銘柄を買ってもらいました。
それが、「バンガード・S&P 500 ETF(VOO)」。
ファンド概要
バンガード・S&P 500 ETF(Vanguard 500 Index Fund ETF)は、総額が大きい米国株式を構成銘柄とするS&P 500指数(同インデックス)の投資パフォーマンスに連動する投資成果を目指す。
同インデックスは、米国の主要業種を代表する大型株500銘柄で構成され、米国株式市場のパフォーマンスを表すベンチマークとして知られる。(楽天証券より)
そう、上記のとおりS&P 500指数に連動する成果を目指すETFであり、投資の王道と言ってよいでしょう。
投資の神様バフェットも、プロではない人に対してS&P500を推奨しており、妻に対して「遺産の90%をS&P500に投資するように」と指示したことは有名な話。
さらに「極めて低コストのインデックスファンドに投資すれば、同時期に投資を始めた人の9割より良い成果が出せるだろう。」と述べています。
とここで、「それはわかったけど、だったら何もドル建てのETFではなく、例えば円建ての「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」等を買えばいいんじゃないの?」
という意見も出ようかと思います。
ただ当方としては、外国為替取引も合わせて経験して欲しかった。
また、誤差範囲かもしれませんが、信託報酬も0.03%と上記eMAXISの0.09%より安いですし。
ということでの選定です。
ちなみに楽天証券でNISAの成長投資枠で取引し無事約定。
晴れて投資家としての第一歩を踏み出しました。
本人にはあくまで老後資金用の資産であるから決して途中で売却してはいけないことは伝えましたが、今の所株式投資自体にそれほど興味がなさそう。
今後おそらくほったらかしでろくにチェックしないと思いますが、個別銘柄に投資するならいざ知らず、今回のように市場全体に投資する場合はそれが非常に良い結果を生むのでは?と考えているところです。
(お年玉を元手にしての株式投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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おはようございます。
おっ、息子さん名義で株式投資を始めてあげたんですね。
息子さんも今はそこまで関心がないことでしょうがコツコツと10年20年30年続ければ、大きく育っていることでしょう。
さて、どうなるか楽しみですね。
ウィニングチケットさん
おはようございます。
記事にも書きましたが関心がないことで放置し続け、数十年先に開けてびっくり状態となっていることに期待しています。
息子さんはこれまでのお年玉をほとんど使ってないのですか。将来、長期投資家へ成長間違いなしですね。お父上に先生と、身近に投資に詳しい人がいるのも運命的ですしw。
今のところ安心ですね。
みずほさん
こんにちは。
決して倹約家ではなく物欲がないというか何事にも興味がないというか。親があれこれ言うとかえって反発するんじゃないかとそれが心配です。
こんにちは。
海外インデックスETFからスタートというのが流石ですね。
ジョン・ボーグルさんも喜んでいると思います。
パッシブ投資とは、分配金(配当)の心地よさ、為替(金利差)、ETFと投資信託の違い、握力の大切さ、税制等々、多くを学べるのが海外ETF投資だと思います。
そして自分が投資を始めた20年前と比較して、
間違いなく投資環境は良くなっていていますよね。
(日本社会が良くなっているかはさておき…)
手数料無料で超低コストの海外ETFをNISAで気軽にネットで購入出来る環境がうらやましいです。
では、では。
ツチヤ2号さん
こんばんは。
今の時代超低コストで海外インデックスファンドが手軽に買える、しかもNISAを使えば税金もかからない、ということで実に恵まれた時代になったものですね。
こんばんは
父の教えを守った息子さんがVOOを売る時の顔が、私は目に浮かびます。
この記事と、NTTへの投資で思ったのですが、
右肩上がりに株価が上がっていくと思われる銘柄をずっと持っていれば(20年以上ぐらいかな?)報われる。
途中下落することもあるかもしれないけれど、その時は買い増せばいい。
バフェットの教えも、NISAの成長投資枠もこういうことかと。
(買い増しは私の想いだけど)
だからゆうこりん、考え直して!
あっ、でも息子さんの老後資金に手を付ける時っていくつぐらいになるんだろう?
65歳だとしても40年ぐらい先。
その頃年金は何歳からの支給かな?
ドル円いくらになっているかな?
今から40年前は1984年、
ドル円は1ドル237円、日経平均は1万1千円ぐらい。
40年後、全然見当がつかない!
そだおさん
おはようございます。
ゆうこりんには考え直してもらうとして(笑)、S&P500は40年前から約30倍になっている。
仮に日本の奇跡的復活でドル円が75円程度に半減したとしても40年後円ベースで15倍。
つまり100万円預けたら1500万円程度にはなっているはず。
と皮算用していますが、仮に大損していてもその頃よほどのことがない限り当方はこの世にいないわけで、責められることはありません。(笑)
30倍!
凄すぎる!!
ドル円がこのまま160円ぐらいなら、100万円預けたら3000万円ぐらいに!
倍の320円ぐらいになったら、100万円が6000万円ぐらいに!!
S&P500の伸び率も倍になったら1億2千万円に、、、
と考えれば夢がありますが、1ドル320円なら物の値段も今より倍になっているかなぁ、、、
寿命も120歳ぐらいまで延びているかもしれませんよ。