現在四半期ごとにSEC(米国証券取引委員会)に開示されるウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハザウェイの米国市場上場株式情報を記事にしている当方。
次回開示は8月中旬の予定。
そして8月と言えば、バフェットの誕生日は8月30日。
1930年(昭和5年)生まれですから、なんと今年で御年94歳になられます。
いつまでもお元気でいて欲しい、これは日米を問わず株式投資に身を投じている者全員の願いではないでしょうか。
そのバフェット(バークシャー)が保有する銘柄(米国市場上場株式)は直近2024年3月末時点で37銘柄。
うち当方が保有しているのはコカ・コーラ(KO)のみとなっています。
そう、たったの1銘柄。
「ははーん、だからあなたのパフォーマンスは低空飛行なんだ。」という声がどこからか聞こえてきそう。(汗)
しかも、1998年12月末にまでバークシャーの開示データをさかのぼって確認したところ(暇人)、現在当方が保有する米国株21銘柄のうちなんと以下9銘柄がバフェットが見限った銘柄、つまり過去の一時期所有していたが売却済という衝撃的事実が判明。
つまり当方が保有するうちのなんと約4割がバフェットが所有に値せず、と判断した銘柄だった。
ただ当方あまり気にしていません。
「それって単なる負け惜しみでは?」
と思われるかもしれませんが、実は合理的な理由がある。
その理由がこちら。
「1998年末以降2023年6月末までの期間において、バークシャー・ハザウェイの保有が確認できる米国市場上場銘柄199のうち、有効データがある181銘柄について保有期間中の株価の騰落率がS&P500を上回っていたか調べたところ84勝97敗でした。」
これは最近当方が読んだ「バフェット解剖 世界一の投資家は長期投資ではなかった 前田昌孝著」の中の一文。
そう、あのバフェットですら個々の銘柄でのパフォーマンスは市場平均を上回ることができなかった銘柄の方が多い、という事実。
さらに言えば例えば、バフェットが2011年から2018年まで保有し多額の損失を計上し撤退したIBMは当方はいまだ保有を続け含み益状態となっている。
またアッヴィ(ABBV)は市場平均を上回るパフォーマンスとなっている。
よってバフェットが見限った銘柄を保有していても気にする必要はない。
と考えています。
但し、バフェットが並みの投資家と違うのは、アップルしかり、コカ・コーラしかり、アメリカン エクスプレスしかり、「これ」と思った数銘柄をコア銘柄として長期に渡り集中投資することで巨額の利益(含む:含み益)を得て来た点。
(ちなみに前田氏によれば2023年8月末時点の米国株の時価総額は3,391億ドル、これまでの累計利益は実現益と評価益を合わせ2,260億ドルにも達するとのこと。)
投資のセオリーである分散投資の対極にある集中投資で莫大な利益を稼ぎ出して来た。
残念ながら、というか凡人投資家の当方には当然そのような選択眼と特に胆力というか度胸はない。
ということで、やはり負け惜しみは負け惜しみでしかなかったようです。
(バフェット(バークシャー)保有銘柄への盲目的投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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おはようございます。バフェット氏の天才性は、買いではなく売りにあると思います。
まずは買ってみる。が、見込み違いとなればさくっと撤退。躊躇なく。しがみつかない。そこが並みの投資家との大きな違いを生み出していると思います。見込み通りなら、どんどんポジション拡大し、コカ・コーやアップルのように長期で大きく張る。選択と集中ですね。
並みの投資家である当方は、バフェットさんとは全く逆の手法で、集中せず分散し、見込み通りにいかずとも長期目線で粘り強くいこうと思います(笑)
ウィニングチケットさん
おはようございます。
おっしゃるとおりそのスピードを含め売却の判断が素晴らしいんですよねぇ。
このあたりが粘着質の当方とは大違い。
やはり並みの投資家はこれまでどおり長期分散投資で行くしかないですよね。