3月11日にIBMからの配当を受領しました。
IBMの場合増配タイミングは次回6月支払い時、ということで今回も前回同様1株当たり1.67ドルの配当となっています。
直近の業績ですが、1月29日に発表した2024年第4四半期決算は、前年同期比で増収(+1.0%)、増益(+1.3% ー 調整後1株利益ベース)

そしてアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上はほぼ予想値、また調整後1株利益は予想を上回っています。

IBMは従来のコンピューター企業から、高成長のソフトウエアおよびサービスに重点を置く企業への転換を図っているわけですが、成果が表れた決算と言えるでしょう。
また今期2025年の通期予想は、売上成長率(為替の影響を除く)は少なくとも5%、またフリー・キャッシュ・フローは市場予想を上回る約135億ドルとしています。

昨年の1セント増配で残念ながら2021年以降連続で四半期ベースで1セント(0.6%)増配を継続中のこの銘柄。

ただIT業界にあって29年連増配中の配当貴族銘柄というある意味異色の存在。
また購入価格ベースでの配当利回りは5%を超えている。
IBMと言えば買収。
現CEOのアービンド・クリシュナ(Arvind Krishna)が2020年4月にCEOに就任して以降、実に40社以上を買収しており、最近では2月27日にサンフランシスコに本社を置くソフトウェア会社のハシコープの買収を完了。事業拡大のための手を緩めていない。
現在は株主還元よりも成長を重視した政策へと完全に移行したわけですが、目指す方向性は決して間違っていないと思いますので、(たとえ渋ちん増配でも)増配を続ける限り保有を継続するつもりです。
(将来の成長にフル舵を切っている銘柄への増配目当ての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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