早速ですが6月末現在の持株(米国株)増配率一覧表を作成しました。
こちらは持株(米国株)の2021年以降の発表(宣言)日ベースの増配率と配当宣言日、連続増配年数をまとめた表となっており、6月に増配タイミングを迎えた銘柄は以下2銘柄。
・ターゲット(TGT)
・ダーデン レストランツ(DRI)
まず6月11日に配当のお知らせをリリースした全米に2,000以上の店舗を展開するアメリカ最大のディスカウントストアチェーンのターゲット(TGT)ですが、1株当たり1.12ドルから1.8%増配の1.14ドルの配当を発表。
正直なところ直近の業績や現在この銘柄を取り巻く厳しい環境から最悪連続増配が途切れてしまう可能性アリ、配当を維持してくれれば十分、いや十二分。
と腹をくくっていただけに、昨年同様2セントの増配はうれしいサプライズ。
それにしても1967年の上場以来54年連続増配を続けているということは、以下に記載のここ最近の4度のリセッションをすべて増配という形でくぐり抜けて来たわけで、あらためてこの銘柄の株主還元に対する並々ならぬ姿勢を再認識したところです。
続いて決算発表と同日の6月20日に配当のお知らせをリリースした米国を中心にレストラン・チェーンを展開するダーデン レストランツ(DRI)ですが、こちらは1株当たり1.40ドルから7.1%増配の1.50ドルの配当を発表。
昨年の増配率は6.9%でしたからわずかではありますが昨年を上回る増配率の発表。
これは業界全体がインフレと消費者の支出の削減という難敵と闘い続けている、いや苦闘していることを考えれば十分、いや十二分に合格点と言えるのではないでしょうか。
今期も引き続き厳しい経済環境が予想されるわけですが、そんな中でも増収増益の通期見通しを発表しておりあらためてこの銘柄の底力を実感しているところです。
さらに言えば新型コロナのロックダウンの影響で2020年に大減配を実施したため連続増配年数こそ短いこの銘柄ですが、トータルリターン(10年)は市場平均を上回っており、その増配率の高さと言い十分二兎(株価上昇と配当)取りを狙える銘柄と考えています。

最後に毎度毎度となりますが、配当の増加をもたらすものは増配。
さらにその増加を加速させるものは増配率の増加。
インカムゲイン投資家にとって増配を継続してくれる上に前年の増配率を上回ってくれればこれ程嬉しいことはない。
ということで、こうやって表を作成してあれやこれや考えながら眺めていること自体が何より楽しいインカムゲイン投資家として、今後もこの作業を愚直に続けて行くつもりです。
そして決算確認はもとより「次は何を買おうかリスト(配当貴族銘柄編)」のアップデートとともに作業を続けることが銘柄選定、そして買い増し・売却判断のヒントになると信じています。
(過去の増配率のみを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。
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