7月15日に食品大手、消費者向けのスナック食品・飲料製品の製造・販売を行うモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)からの配当金が入金しました。(尚、この銘柄の日本語での名称ですが、モンデレズ(YAHOOファイナンス)やモンダリーズ(SBI証券)としている会社もありますが、当方は日経新聞やGoogleに準じています。)
モンデリーズ・インターナショナル(Mondelez International Inc)はスナック会社である。
【事業内容】
チョコレート、ビスケット、焼き菓子の製造・販売を中核事業とする。
また、ガムやキャンディ、チーズ、食料品、粉末飲料など、隣接する地域に関連するカテゴリーで追加事業を行う。
そのポートフォリオには、「Oreo」、「Ritz」、「LU」、「Clif Bar」、「Tate’s Bake Shop」ビスケットやベイクドスナック、「Cadbury Dairy Milk」、「Milka」、「Toblerone」チョコレートなど、グローバル及びローカルブランドが含まれる。
(楽天証券より抜粋)
モンデリーズの場合増配タイミングは次回10月支払い時ということで、今回も前回同様1株当たり0.47ドルの配当となっています。
直近の業績ですが4月29日にリリースした2025年第1四半期決算は前年同期比で増収(+0.2%)減益(調整後1株利益は20.4%減)。
そしてアナリスト予想との比較は、以下のとおり売上はほぼ予想値と一致、調整後1株利益は予想を大きく上回っています。
また2025年通期予想ですが、前例のないカカオコストの高騰により、前回予想の既存事業売上:約5%増、調整後1株利益:10%減、フリーキャッシュフロー:(2024年の35億ドルに対し)30億ドル以上を維持したものの、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に準拠した貿易に対する潜在的な関税変更が反映されていない点に十分注意が必要です。
この銘柄を初めて購入したのが2010年。
この銘柄は元をだどればクラフトフーズがスピンオフによってクラフトフーズ・グループ(その後現在のクラフト・ハインツ(KHC))とモンデリーズ・インターナショナルに分かれた、という経緯があるわけで購入したのはモンデリーズではなくクラフトフーズ。
そしてクラフト・ハインツの方は残念ながら業績悪化から2018年の決算で36%もの大減配を発表したため売却を余儀なくされましたが、増配を続けるモンデリーズは愚直に保有を続けて来ました。
その結果クラフトフーズの時代を含む過去の配当の積み上がりは以下のとおりとなっており、総投資額49.5万円に対する総配当受領額は40.3万円。
投資回収率は81%に達しています。
増配タイミングでの配当のお知らせを今月終わりに控えるこの銘柄、これまで二ケタ増配を続けて来ましたが今回ばかりは話は別。
7月17日にはチョコレート価格の高騰による消費者離れからカカオ豆相場が急落しましたが、短期的な下落に終わる可能性もあるわけでホルダーとしては減配しなければ十分、いや十二分のスタンスで臨みたいと思います。
(前例のないカカオコスト上昇に見舞われている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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