ヘルスケア大手のジョンソン エンド ジョンソン(JNJ)が現地時間の4月14日に第1四半期決算を発表した事は今朝ほど記事にしたところですが、同時に増配も発表。
その内容ですが、次回6月9日支払いの配当について5月26日時点ので株主に対してこれまでの1株当たり0.95ドルから1.01ドルへ約6.3%増配する。
というもの。
これで58年連続増配を達成。
素晴らしい。
しかしそれ以上に今回の増配は極めて大きな意味を持つと言えます。
もちろんその理由は、コロナウイルスの世界的大流行の真っただ中、先行き不透明な中でも増配を実施、しかも昨年を上回る増配を発表したから。
それにしてもグラフを見てわかるようにこの銘柄の安定感には恐れ入るばかりです。
と言うと、「いやいや、そもそも今回のコロナウイルスの流行の前、つまり2019年までアメリカの企業業績は好調な経済を背景に10年以上の長きに渡りおおむね好調に推移して来たわけだから、当たり前じゃないの?」
って言うかもしれません。
しかし今回はIMF専務理事が「2020年の世界経済成長率は大幅なマイナスとなり、1930年代の世界恐慌以来の大不況になる。」との見方を示したように、まさに100年に一度の緊急事態。
そんな中でもしっかりと増配をしてくれる、それもいつもと変わらぬレベルで。
最近でこそ落ち着きを見せ始めた株式相場ですが、まだまだ乱高下、いや恐らくこの先二番底を経験することになるでしょう。
そんな状況下、投資家にとってこれほど頼りになる存在が他にあるでしょうか。
ちなみに58年連続ですから当然、2008年の金融危機、そうあのリーマンショック時もしっかりと増配をしていたことを申し添えておきます。
この2回の暴落相場を実際に経験している者として、この銘柄への信頼感はもはやゆるぎないものとなっている、そう言えます。
(連続増配銘柄への妄信投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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