当ブログ(含む:旧ブログ)でも取り上げたことのあるシーゲルリスト。
シーゲルリストとは?
ジェレミー シーゲルがその著書「株式投資の未来」の中で1957年から2003年までの長期にわたる期間のリターンについて上位20銘柄をピックアップしたリスト。
米国株投資家のバイブルとも言うべきこの本ですが、出版されている日本語版では上記のとおり対象期間が2003年までと少々古い。
ということで今回はその中でヘルスケア銘柄に焦点をあて、その後のトータルリターンを確認してみることにしました。
上記リストのうち現在現存する銘柄は以下の4銘柄となっています。
・2位 アボット ラボラトリーズ(ABT)
・3位 ブリストル・マイヤーズ(BMY)
・5位 ファイザー(PFE) - 18位のワイスを買収
・7位 メルク(MRK) - 15位のシェリング プラウを吸収合併
そして直近10年間のトータルリターンを比較したものがこちら。
実は当方、リターンを調べる前は、
「確かに以前は皆素晴らしいパフォーマンスだったわけだが、現時点では銘柄間で結構差がついているのでは?」
と思っていたのですが、予想は大外れ。
御覧のとおりすべての銘柄が非常に拮抗している状況となっていました。
但し、S&P500指数に連動するETF(SPDR)の同期間の数字は12.38であったことは抑えておく必要があるでしょう。(やはり市場は偉大です。)
参考までにここ最近の各銘柄の増配率は以下のとおりとなっています。
以上皆さんの銘柄選びの参考になれば幸いです。
まだ読んでいない方はこの機会に是非どうぞ。
株式投資の未来(by ジェレミー・シーゲル)
(シーゲルリストを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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こんにちは。
PFEとBMYの安定感がすごいですね!
MRKも確かに良い銘柄なんですが、不安定さがあります。
ABTはCOVID-19の抗体検査キットを開発したりして最近勢いがありますね。
ttps://pharmaintelligence.informa.com/ja-jp/resources/product-content/abbott-rolls-out-covid-19-antibody-test
免疫の仕組みについては、当方は只今勉強中です。
生物学と生物化学の境界の学問で、生物化学を多少なりともかじった事がある身からするとそこそこ馴染みのある分野の隣分野なので勉強していて面白いですね。
(とはいえ、株価にはこれくらいの専門分野の知識、開発状況や製薬パイプラインの状況はほぼ全て反映されているので、資産運用には全然寄与しませんが。。)
ABTも欲しくなってきました。ABBVは、(´ε`;)ウーン…検討します。
ひろーさん
専門分野が近く会社製品に対する理解ができるというのは強みですね。
あの広瀬隆雄氏も今回の新型コロナウィルスに対するワクチンと治療薬に関して深い知識をお持ちですし。
当方このあたりは正直ちんぷんかんぷん。
決算データの分析に徹します。
おはようございます。
広瀬氏に関してはセルサイドの振る舞いが抜けてない感じがしますね。
顧客に証券を買わせるためならなんでもする!というのは別にセールストークを磨くだけではなく、その分野の専門書を軽く一冊読破してセールストークの材料にするのも含まれると思うのですよ。
おはようございます。
私もかつて、シーゲルさんの本は何回か読み返したことがありますが、古典とまでは言えませんがちょっとデータが古かったので、俗にシーゲル銘柄と言われている本で取り上げられた銘柄達のその後が気になっておりました。
ヘルスケア部門の現在状況まとめありがとうございました。なるほどなるほど、四銘柄現存しているのですね。
どれも10%以上の利回りで拮抗か、ふむふむ。
あれ、インデックスには四銘柄中一銘柄しかアウトパフォーマンスはしていないのか。むむむ。
ヘルスケア銘柄については
シーゲル本よりウォール街のランダムウォーカーに
軍配が上がったということですね。
分析ありがとうございました。
ウィニングチケットさん
おはようございます。
当方も今回あらためてデータを確認して市場(平均)の偉大さを再認識したところです。
ただそうは言ってもインカムゲイン優先投資はやめられません。
(もはやある意味病気かも。)
正直者さん、バフェットも市場の偉大さを語っているようですが、バリュウ投資(?)をやめられないようですね。彼も病気でしょうかね。
コメディアンさん
バフェットはもう70年以上もバリュー投資ですからね~。
但し奥さんにはインデックスに9割投資せよ、と言っているわけで自身は市場を超えて来たという自信があるのでしょうね。