6月に上場したロイヤルティ・ファーマ(RPRX)が8月12日に上場後初となる決算(第2四半期決算)を発表しました。
企業概要
ロイヤルティ・ファーマはバイオ医薬品業界のイノベーションに対し資金提供を行う米国企業。
主に学術機関、病院の研究所および非営利団体などが研究したバイオ医薬品に関する特許を購入し、それらをイオテクノロジー企業や大手製薬会社へ販売することでロイヤルティ収入を得る。
ポートフォリオには商用製品のほか、開発段階の製品候補の特許も含まれる。本社所在地はニューヨーク。
(YAHOOファイナンスより)
この会社ですが、バイオ医薬品企業ではなくバイオ医薬品投資企業。
つまり投資会社。
このあたり非常にわかりにくくピンと来ないのですが、以前の広瀬さんのユーチューブでの説明によれば、
新薬を全部自前で開発できない大学や企業等に対して一部の特許を購入し資金提供を行っている企業であり、新薬の一部の特許を取得、新薬売り出し後、ロイヤリティの入金を得るビジネス。
一種の課金ビジネスであり従業員は少ないものの、新薬開発に関する豊富な知識を有しており参入障壁は高いとのこと。
前置きが長くなりましたが、決算の概要は以下のとおり。
尚この銘柄の場合投資会社という性質上、キャッシュフローが業績を見る上でのメインの指標となります。
まず営業活動によるキャッシュフローは前年同期比で33%増。
そして一般企業の純利益にあたる調整後キャッシュ受領額は24%増とまずは順調なスタートを切ったと言って良いでしょう。
さらに2020年の通期予想も合わせてリリースしています。
現時点でこの銘柄は配当のリリースはしていませんが、
・上記純利益にあたる調整後キャッシュフロー受領額が17.2億ドル(下限値を採用)。
・6月末時点の株式数が607,100,000株。
・配当性向を(独断と偏見で)30%として、総配当額は516,000,000ドル。
・となれば1株配当は、0.85ドル。
・8月18日の終値44.62ドルで計算すると配当利回りは1.9%。
うーん、もう一声!
などと勝手に試算して楽しんでいる中年インカムゲイン投資家なのでした。
いずれにしても将来購入の有力候補として、今後もこの銘柄はしっかりとモニターしていくつもりです。
(上場していまだ日の浅い銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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