製薬大手イーライ・リリー(LLY)が10月13日、新型コロナウイルスの抗体治療薬の臨床試験で被験者の登録を停止したと発表しました。
安全性への懸念が理由とのことで、広報担当は電子メールによる発表文で、「米政府の支援を受けて進めている臨床試験は、独立したデータ安全性監視委員会(DSMB)から停止の勧告を受けた。」とコメント。
しかしデータ委員会が停止を勧告した理由について詳しい情報は明らかにしませんでした。
臨床試験の中止に関しては10月12日にはジョンソン エンド ジョンソン、そして9月にはアストラゼネカがやはり治験の中断を発表し大きな話題となったわけですが(アストラゼネカはその後再開)、イーライ・リリーはワクチンではなく治療薬という違いはあるにせよ、
「通常製品化までに数年かかる。」
と言われる新薬の開発はやはり一筋縄ではいかないことが明らかになりました。
治療薬と言えば、コロナに感染したトランプ大統領がギリアド・サイエンシズ(GILD)のレムデシビル、そしてリジェネロン(REGN)の抗体医薬を投与され無事回復(?)したことが大きな話題となったわけですが、今回はイーライ・リリーを含むこれら3社を比較してみたいと思います。
まず売上収益と成長率ですが、直近ではイーライ・リリーとギリアド・サイエンシズがほぼ同規模、それに対してリジェネロンは両社の半分以下という状況ですが、成長率はその2社を凌駕している状況となっています。
続いては稼ぐ力を表す営業キャッシュフローマージン。
こちらは右肩下がりとは言えギリアドが他を圧倒。
最後に気になる増配率。
こちらは直近2019年ではイーライ・リリーがギリアドを逆転。
一方のリジェネロンですが、やはり成長重視で配当はしていません。
10月14日時点の配当利回りは以下のとおり。
ということで、この3社ならどの銘柄を選ぶ?
と言われれば現時点ではギリアド・サイエンシズ。
と思わず答えてしまうインカムゲイン中年投資家なのでした。
(新型コロナ治療薬開発中の銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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