銘柄研究

営業キャッシュフローマージン比較2019年版-通信事業銘柄編

当方がインカムゲイン投資を行う上で注目している指標の一つ、それが営業キャッシュフローマージン。

PL(損益計算書)の利益と違い、お化粧がきかないこの数字を非常に重視しています。

そしてその数字の過去からのトレンドを見ることでさまざまな景色が見えてくるのです。

ということで、12月決算会社の2019年度決算もあらかた出ていますので、データのアップデートを行いました。

今回は通信事業銘柄編。

対象としたのは以下の4銘柄。

・AT&T(T)
・ベライゾン(VZ)
・Tモバイル(TMUS)
・スプリント(S)

※スプリントは3月決算

御覧のとおりAT&Tの安定感が際立つ状況となっていますが、最近ではベライゾンとほぼ横並び。

一方業績好調の印象が強いTモバイルですが、マージンではビッグ2の後塵を拝しています。

そして意外な存在がスプリント、こちらは過去はマイナスでしたがここ2年間は急速に改善、今や上位2銘柄を凌駕するレベルに。

しかし当方、現時点ではAT&Tとベライゾンのみを投資対象とするつもりです。

その理由がこちら。

こちらは直近の配当利回りの数字ですが、Tモバイルとスプリントはいまだ配当ゼロ

これではインカムゲイン投資家として対象にするはずがありません。

折しもニューヨーク連邦地裁はニューヨーク州などが求めていた差止め請求を退け、2月11日にTモバイルとスプリントの合併を認めました。

すでに司法省と米連邦通信員会の承認は得られており、合併は確実と言っていいでしょう。

果たして合併後配当を実施してくれるのか、インカムゲイン投資家として注目したいと思います

(投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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