公益事業銘柄のドミニオン・エナジー(D)が現地時間の11月5日、配当のお知らせをリリースしました。
リリース内容は以下のとおり。
取締役会は、普通株式1株当たり63セントの四半期配当を宣言しました。
配当金は、2020年12月20日に2020年12月4日の営業終了時に登録されている株主に支払われます。
これはドミニオンまたはその前身の会社が普通株式の株主に支払った371回目の連続配当となります。
371回、つまり90年以上の長きに渡って配当を支払い続けているわけで、本当に素晴らしい、まさにインカムゲイン銘柄のお手本。
しかし当方、この銘柄を7月の段階ですでに売却しています。
その理由は大減配。
今回これまでの1株当たり94セントから63セントへと33%もの減配を発表した。
しかしこれは予定どおり。
なぜなら以下以前の記事のとおり、ドミニオンは天然ガス輸送、貯蔵事業のバフェット率いるバークシャ・ハザウェイへの売却に伴い、7月の段階ですでに今回の減配を発表していたから。
ということで、現在の4%半ばの配当利回りは今後3%にまで落ちることになります。
但し、株価の方は7月の発表以降暴落どころか、発表前とそれほど変わっていません。
ドミニオンは2050年までに二酸化炭素の総排出量をセロにする目標を掲げ、再生可能エネルギーに積極的に投資する考えを公表、さらに2018年から2025年の間に4ギガワット以上の石炭と火力発電から撤退する方針となっています。
たとえ成長余地の乏しいディフェンシブ銘柄が減配となっても、そんなことは意に介さず、会社の目指す方向に期待しての買いもある。
ということで、今回の発表を受けあらためて株式投資の面白さを再認識しているところです。
(減配銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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