11月23日付の記事にてバフェットが9月末時点で新たに購入した以下ヘルスケア4銘柄について各データを比較した結果、「今回の購入は以前のエアライン銘柄や日本の大手商社同様、いわゆる今後有望なセクターをまとめ買いしたのではないか?」と書きました。
・アッヴィ(ABBV)
・ブリストル・マイヤーズ(BMY)
・メルク(MRK)
・ファイザー(PFE)
そんな矢先、メルクに関するニュースが飛び込んできました。
それが新型コロナウイルス感染症治療薬を開発するバイオ医薬品会社オンコイミューンの買収。
その買収額は4億2500万ドル(約442億円)となっており買収完了は今年の年末までの予定。
実はメルクは今年の5月に買収や協業を通じて新型コロナワクチンや治療薬を開発する方針を示し、オーストリアのバイオ医薬企業テミス・バイオサイエンスを買収すると発表していた。
そして7月末には米バイオ企業のリッジバック・バイオセラピューティクスと共同開発している新型コロナ治療薬候補が9月にも最終段階の臨床試験に入る見通しであることを発表していた。
今回のオンコイミューンですが主力候補薬について、重度の新型コロナ患者向け治療薬として後期試験での前向きな暫定結果を最近発表していた。
ちなみにバフェット(バークシャー・ハザウェイ)は以前からジョンソン エンド ジョンソンを売却することなく保有を続けている。
実はその保有株数はたったの327,100株。(もちろんバフェットから見て「たったの」なのですが、、)
将来性がなければとっと売り払えばよいのになぜかそれをしない。
そのジョンソン エンド ジョンソンと言えば、現在新型コロナワクチン開発の最終段階にある銘柄。
今回のメルクについては当方これまで購入対象としていなかったため、新型コロナに関する動きを完全に見落としていた。
ワクチンを含む新型コロナ治療薬に関しては現段階では各社採算度外視で開発を行っているわけですが、いずれにせよバフェットがこの分野が将来的に投資妙味がある、と考えていることは確かなようです。
(新型コロナ関連銘柄への現段階での投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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