決算発表

P&Gの2021年第4四半期決算 売上〇、利益〇&×、キャッシュフロー△、予想〇 = ホールド

生活用品大手のプロクター&ギャンブル(PG)が現地時間の7月30日に第4四半期決算を発表しました。(P&Gは6月決算です。)

前回の第3四半期決算発表時、コモディティや輸送コスト等のコスト高によって第4四半期の業績は圧迫されつつある。

と公言したこの銘柄。

一抹の不安を持って早速内容を確認。

概要は以下のとおり。

まず売上高は前年同期比で7%(為替の影響を除くと4%)の増収と第3四半期に引き続き好調でした。

セグメント別に見た売上増減の明細は以下のとおり。

御覧のとおりすべての事業部門が増収、特にヘルスケア、ビューティとグルーミング部門が二ケタ増(※為替の影響除く)と好調。

しかし1株利益の方は会計基準ベースでは前年同四半期比で6%の増益となったものの、特殊要因を除いた調整後1株利益はやはり原材料費や運送費の増加等による営業マージンの減少等で前年同期比で3%の減少に終わっています。

但し、売上、利益ともにアナリスト予想は上回っています。

そして注目の営業キャッシュフローは前年同期比で増加したものの、営業キャッシュフローマージンの方は前期比で0.4%の微減となっています。

最後に2022年の通期見通しですが、原材料費や運送費の増加分を1,900億円ほど見込んでいながら、以下のとおりしっかりと増収増益予想を出していることは評価に値するのではないでしょうか。

以上、売上〇、利益〇(会計基準ベース)&×(調整後ベース)、キャッシュフロー△、予想〇 = ホールド

で行きたいと思います。

(原材料費と運送費の高騰が足かせになる可能性のある銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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