マクドナルド(MCD)が現地時間の4月28日に第1四半期決算を発表しました。
前回の第4四半期決算では残念ながら売上、利益ともにアナリスト予想を下回ったわけですが、果たして今回は?
ということで早速内容を確認することに。
まず売上ですが、前年同期比で11%増(為替の影響を除くと14%増)と二ケタ増収となりました。
これを既存店売上ベースで見ると、おひざ元の米国での前年同期比3.5%の増収をはじめすべての地域セグメントで増加し全体では前年同期比で11.8%の増収を達成。
中国は引き続き新型コロナの影響もあり低迷したものの、英国、フランス、日本、ブラジルが好調でした。
また利益の方ですが、営業利益は前年同期比で1%の増益を確保しましたが、1株利益で会計基準ベースでは1.48ドルとなり、ロシア及びウクライナにおける事業の支援費用として1株当たり0.13ドル、また2022年第1四半期の国際税務問題に関連する和解の可能性に備えるための営業外費用として1株当たり0.67ドルのいわゆる特殊要因の影響により前年同期比28%の減少となっています。
但しそれら特殊要因を除いたいわゆるNON-GAAPベースでは増益2.28ドルと19%の増益となっています。
最後にアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、利益ともに予想を上回っています。
以上、全体で見ればまずまずの決算。
新型コロナ感染拡大の影響が続く中国の動向、そして終わりの見えないロシアのウクライナ侵攻が引き続き懸念要因ではありますが、グローバルに展開するこの企業のこと、これまでどおりきっとうまく切り抜けてくれるはず、と考えているところです。
ということで、
売上〇、利益×〇 でホールドとします。
(通期予想を開示しない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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