配当

アルトリアから配当受領 とにかく7月28日の通期予想に注目すべき理由

7月12日にたばこ銘柄のアルトリア(MO)からの配当金が入金しました。

アルトリアの増配タイミングは通常次回10月支払い時ということで、今回も前回同様1株当たり0.90ドルの配当支払となっています。

この銘柄を初めて購入したのが2008年、その後2011年、12年、18年、さらには2021年にはJT売却資金での買い増しと4度の買い増しと数多く買い増しを実施してきていますが、今回の配当分を含む過去の積み上がりは以下のとおりとなっており、総投資額402万円に対する総配当受領額は301.8万円。

現時点の投資回収率は75%にまで達しています。

まさにインカムゲイン銘柄の超優等生。

そのアルトリアの直近第1四半期決算ですが、以下のとおり売上はアナリスト予想を下回ったものの、調整後1株利益は予想を上回る結果となっています。

そして今期2022年通期予想は、調整後1株利益で4.79ドルから4.93ドルと前回予想を据え置いたものの前期比で見れば+4%~+7%の増益予想。

しかしこの銘柄は現在逆風の真っただ中。

その理由はフィリップ・モリス(PM)がスウェーデンの無煙たばこ大手、スウェディッシュ・マッチに買収提案したこと。

スウェディッシュ・マッチはメインの無煙たばこの他にタバコ葉を含まないかぎたばこの販売も行っており、これが米国等でも急成長している。

買収によってフィリップ・モリスは、既存の販売網を手に入れることができることになり、米国での販売を強化することになる。

つまり現在アルトリアのメイン市場である米国で競合することになる。

そして米食品医薬品局(FDA)がアルトリアが出資しているジュール・ラブズの電子たばこについて、国内での販売禁止命令を出したこと。

(但し現時点では追加審査の間、販売禁止命令を一時的に停止中。)

その結果株価は大きく値を下げ、ダウ平均を下回っている状況。(青がアルトリア、赤がダウ平均)

こんな状況下ホルダーとしてどうすべきか?

ですが、とにもかくにも7月28日発表予定の今期通期予想に注目すること。

アルトリアは調整後1株利益の80%を配当に回すことを公言している。

上記のとおり第1四半期決算時公表した通期予想は前期に対して増益となっている。

つまり、仮に通期予想を引き下げたとしても、前期以上であれば増配が期待できる。

ということで、第2四半期決算発表を緊張感を持って待つインカムゲイン投資家なのでした。

(いずれにせよ健康被害を避けて通れない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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