モンデリーズ　インターナショナルが10.4％増配を発表　

現地時間7月27日に食品大手、モンデリーズ・インターナショナル（MDLZ）が第2四半期決算発表において増配を発表しました。

そのリリース内容ですが、9月29日時点の株主に対し、10月13日に1株当たり0.425ドルの配当を支払う、というもの。

これまでの配当が0.385ドルでしたから、10.4％の増配ということになります。

そして今回の増配で以下のとおり2020年以降4年連続で二ケタ増配達成となったわけです。(2019年も9.6%増配ですので四捨五入で10％という話もありますが、、）

米国株投資家の間でさえ日頃ほとんど話題になることのないこの超地味な銘柄ですが、その実力は折り紙付き。

それは同日に発表された第2四半期決算の内容、すなわちアナリスト予想を上回る増収増益、そして通期予想の上方修正を見ても明らか。

モンデリーズ・インターナショナル（MDLZ）の2023年第2四半期決算　売上○、利益○、予想〇 ＝ ホールド食品大手のモンデリーズ・インターナショナル（MDLZ）が現地時間の7月27日に第2四半期決算を発表しました。 まずこちらがGAAP...

ただ配当の源泉はキャッシュ。毎期10％を超える増配を実施することに無理はないのか？

ということで直近2022年のキャッシュフローの状況を確認することに。

注目は緑の配当支払後残高のグラフ。

御覧のとおり10億以上の残高（1,017百万ドル）があり二ケタ増配を実施しても決して無理をしていないことがわかる。

以上見てきましたが、たとえ超地味で話題に上ることは少なくともインカムゲイン投資家にとって一二を争う孝行息子、それがモンデリーズ　インターナショナルだと思っています。

（増配率は文句なし、もトータルリターン（10年）が市場平均を下回っている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。）

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