現地時間の12月10日、バイオ医薬品大手のアムジェン(AMGN)が配当金のお知らせをリリースしました。
アムジェン直近の増配率(発表日ベース)は以下のとおりとなっており、2022年までは二ケタ増配(四捨五入値)を続けてきましたが、昨年は5.6%増配となっています。
2019年 10.3%
2020年 10.0%
2021年 10.2%
2022年 9.8%
2023年 5.6%
直近の業績ですが、10月30日に公表した第3四半期決算は増収(+23%)増益(+13% -調整後1株利益)。
そしてアナリスト予想との比較では以下のとおり売上はほぼ予想と一致、また調整後1株利益は予想を上回っています。
ということで、前置きが長くなってしまいましたが、発表内容は以下のとおり。
アムジェン(NASDAQ:AMGN)は本日、取締役会が2025年第1四半期の1株当たり2.38ドルの配当を宣言したと発表しました。
配当金は2025年2月14日営業終了時点の株主名簿に記載された株主全員に対し、2025年3月7日に支払われます。
これまでが1株当たり2.25ドルでしたから、ほぼ昨年並みの5.8%の増配ということで許容範囲と考えています。
これで13年連続の増配。
この銘柄の現在の注目点と言えばやはり開発中の肥満治療薬マリタイド。
11月26日には中間段階試験で、52週時点で最大20%の平均体重減少を示したと発表。
ただ市場では20%を上回る効果を見込む声があったため発表当日の株価は約5%下落、その後もさえない状況が続いていますが気にしていません。
理由はライバルの治療薬に比べ、月1回またはそれ以下の頻度の投与と投与回数がはるかに少なく済み、しかも安全で効果的に患者の体重を減らすことができる点が魅力的であることはなんら変わっていないから。
さらに今後隔月投与と四半期投与の試験を計画していることから、その結果にも期待したいと思います。
(肥満治療薬に過度な期待が集まっている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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