ウォールストリート・ジャーナルが「AT&Tの子会社であるワーナーメディアがコストを最大20%削減することを目的としたリストラを準備しており、数千人規模の人員削減を行う。」と報じました。
報道によればリストラは今後数週間で始まる予定とのこと。
リストラの理由は新型コロナの影響で映画のチケットやテレビ広告からの収益が大きく影響を受けているため。
AT&Tに関しては、以前12月発表予定の配当のシミュレーションを以下のとおり実施しました。
<条件>
・今期の営業キャッシュフローは単純に第2四半期(累計)の金額の2倍、設備投資額は200億ドルとする。
・配当性向は60%とする。
・発行済み株式数は6月末時点の株数を使用する。
<計算結果:単位表示のないものはすべて百万ドル>
・営業キャッシュフロー=20,925×2=41,850
・設備投資額=20,000
・フリーキャッシュフロー=21,850
・予想配当額=21,850×60%=13,110
・発行済み株式数=7,125(百万株)
・予想1株配当=1.84ドル
・以上から、予想四半期1株配当=0.46ドル
ちなみに現在の1株配当は0.52ドルとなっており、0.06ドルのマイナス。
このマイナスを補うためには営業キャッシュフローか投資収入、またはその両方を増加させる必要がある。
このうち投資収入については、AT&Tは非中核資産の売却を検討中であることをすでに公言している。
そして今回、営業キャッシュフローの増加をもたらす人件費の削減を発表した。
ということで、仮に増配はないにしても12月(の増配タイミング)での減配発表はしないはず。
とさらに楽観した中年投資家なのでした。
(36年連続増配を続けるも増配率がひたすら下がり続けている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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おはようございます。
記事ありがとうございます。
僕もこの銘柄を持っているので配当の維持については気になっていたところです。
この銘柄とアルトリアもコロナにあっても配当を維持できる銘柄として紹介されていました。
配当をもらいたくて株式を購入しているので、何とか増配はしなくても維持はしてほしいところですね。
あおばさん
ホルダーさんでしたか。
アルトリアの増配タイミングでの配当のお知らせは7月に終わったばかりですので、よほどのことがない限り当面サプライズ減配はないと考えています。
こんばんは。
ホルダーとしては気になる記事ですね。
配当貴族を継続へ向けて一歩ずつですね。
DJ-ワーナーメディア、数千人規模の雇用削減へ 事業再編で
米通信大手AT&T傘下のワーナーメディアは、事業再編に向けて20%に及ぶコスト削減を検討している。新型コロナウイルス流行による映画チケット、ケーブルTV契約料、TV広告からの収入減少が影響した。事情に詳しい関係者が明らかにした。
関係者によると、ワーナー・ブラザースのスタジオやHBO、TBS、TNTといったTVチャンネルなどを対象に数千人規模のレイオフが数週間以内に始まる予定だという。
ウォルト・ディズニーやコムキャスト傘下のNBCユニバーサルといったライバル企業も、映画やTV事業での苦戦を理由にここ数カ月の間に雇用削減を明らかにしている。
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ウィニングチケットさん
おはようございます。
AT&Tの場合、事業の多角化をしているところが弱みとされていたが、コロナでメディア関係が総崩れの中携帯事業があったことが救いとなった。
と良い方に解釈することもできますね。いずれにしても次回配当のお知らせに注目です。