現地時間の11月14日、2019年9月末時点のバフェット(バークシャーハザウェイ)の株式保有状況がSECに開示されていましたので、早速いつものとおり前回との比較表を作成しました。
尚、今回は2019年6月末に対する比較となります。
バフェットが今回新たに購入したのは黄色の2銘柄。
まずはNo.26のオクシデンタル・ペトロリウム(Occidental Petroleum Corp)。
その会社概要は以下のとおり。
オクシデンタル・ペトロリウム(Occidental Petroleum Corp)は、国際的な石油及びガスの探査及び生産会社である。
【事業内容】
同社は、米国、中東及びラテンアメリカで事業を展開し、3つのセグメントで構成される。
石油及びガスセグメントは、石油及びコンデンセート、天然ガス液体(NGL)及び天然ガスの探査、開発及び生産を行う。
化学(OxyChem)セグメントは、主に基本的な化学薬品及びビニルの製造及び販売を行う。
また、ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂、塩素、苛性ソーダも製造し、米国、カナダ及びラテンアメリカに製造施設がある。
ミッドストリーム及びマーケティングセグメントは、石油、コンデンセート、NGL、天然ガス、二酸化炭素及び電力の購入、市場化、収集、処理、輸送及び保管を行う。
子会社のOxy Low Carbon Ventures, LLCを通じて、人工二酸化炭素の生産ために炭素回収、利用及び貯蔵プロジェクトを開発する。
このタイミングでエネルギー銘柄とはいったいどういうことなのか?
ということで少々調べたところ実はこの銘柄、シェブロン(CVX)との争奪戦の末、米石油・ガス開発大手アナダルコ・ペトロリアムを買収していたのです。
バフェットとしてはこの買収がうまく行く、と考えたからこその買いなのでしょう。
そしてもう一つがNo.32のRH(旧リストレーション・ハードウェア・ホールディングス)。
RH(旧リストレーション・ハードウェア・ホールディングス)は、米国の家庭用家具を小売持株会社。
子会社を通じて家具、照明、テキスタイル、風呂用品、装飾、屋外・庭園、食器、子供用備品にわたる品揃えを提供する。
これらの製品は、店舗、カタログやウェブサイトを通じて販売される。
米国29の州、コロンビア、カナダに70の小売店と17アウトレット店舗を運営。
こちらは高級家具販売の会社、ということでこれはこれで意外性があります。
一方IBMが買収を決めているRED HAT INC(レッドハット - No.30)はやはり今回すべて売却されていました。
そして意外だったのがアップル(No.4)。
あれだけ入れ込んでいたと思ったら今回その一部を売却しているではありませんか。
数量的に少ないとは言え、少々気になるところではあります。
以上、何はともあれご参考まで。
(投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)