先般公開した2019年9月末のバフェット(バークシャー・ハザウェイ)保有銘柄について、今回は市場平均との単純比較を行ってみました。
対象銘柄は保有額上位の10銘柄。
そして比較対象は市場平均、ということで今回はS&P500のパフォーマンスに連動する上場投資信託(ETF、ティッカー:SPY)とします。
尚、パフォーマンスはトータルリターン(10年:データ元はモーニングスター)を使用しました。
その結果がこちら。
こちらはトータルリターンを上位順にソートしたものです。
御覧のとおり市場平均(黄色)を上回っている銘柄は10銘柄中3銘柄といった状況。
(クラフト・ハインツについてはデータの取れる3年を使用しました。)
一方で下回っている銘柄が7銘柄
という結果に。
もちろん直近の10年の平均で結論を出すことはいかがなものか。
という意見もあるでしょうし、
コカ・コーラのように長年に渡り保有し、すでに十分なリターンをもたらしてくれている銘柄に対して直近の10年が低いからダメ、という判断の下すのには無理がある。
という意見はごもっとも。
ただ、バフェット自身自分の死後に備えて妻に「資金の90%をS&P500に投資せよ。」という言葉を残していることは知られた話であり、市場平均の強さを誰よりも知っているわけですが、今回の結果もまさにある意味その事実を表していると言えるのではないでしょうか。
「賢人、神様でもこの成績かー。」
ということでほっと一安心した投資家は当方一人だけではないのでは?
但し、割安時に買う、それも大量に!
という能力では雲泥の差があるのだが、、、(冷や汗)
以上、ご参考まで。
(投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)