コラム

バフェットはヘルスケアを売却しクローガ-の買い増しを実施 バークシャー・ハザウェイの2021年6月末時点の保有全銘柄を開示します

現地時間の8月16日、2021年6月末時点のバフェット(バークシャー・ハザウェイ)の株式保有状況がSECに開示されていましたので、早速いつものとおり比較表を作成しました。

以下が前回開示の2021年3月末との比較となります。

このうち当方が注目した銘柄は以下。

ヘルスケア銘柄を売却(黄色参照)

今回バフェットは、当方も保有するアッヴィ(NO.1)、ブリストル・マイヤーズ(NO.10)、メルク(NO.25)の一部とバイオジェン(NO.9)のすべての株式の売却を実施しています。

これらの銘柄は昨年の9月末時点で初登場したわけですが、1年もたたないうちにポジションを減らしている。

一方、同じ製薬会社でもメルクがスピンオフしたオルガノン(NO.28)は新規に取得している。

このあたり素人投資家には少々理解しがたいところがあります。

GM(NO,15)の一部を売却しクローガー(NO.19)は買い増し(黄緑参照)

自動車メーカーのゼネラル・モータース(GM)の一部を売却。

今回の売却で3四半期連続の売却となります。

一方で食料品チェーンのクローガーは約21%増やしている。というか昨年9月に登場以降、その株数は増加し続けている。

なぜそんなにもこの銘柄を評価するのか?

バフェットは2017年に世界NO.1食料品チェーンのライバルウォルマートを売却しているわけですが、なぜウォルマートではなく、クローガーなのか?

確かにPERで言えばクローガーの方が割安ではあるわけですが、このあたりはバフェットならではの嗅覚と言ったところでしょうか。

以上ご参考まで。

(バフェットの売買を妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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