12月15日にバイオ医薬品大手のアムジェン(AMGN)からの配当金を受領しました。
アムジェン(Amgen Inc)はバイオテクノロジー会社である。
【事業内容】
困難な病気のための薬を発見・開発・製造・提供する。
医療ニーズが満たされていない分野に重点を置き、専門知識を活用して人々の生活を改善するソリューションを追求する。
ヒト治療薬分野で事業を展開する。
製品ポートフォリオには、「EPOGEN(エポエチンアルファ)」、「Aranesp(ダルベポエチンアルファ)」、「Parsabiv(エテルカルセチド)」、「Neulasta(ペグフィルグラスチム)」、「KANJINTI(トラスツズマブアン)」、「Otezla」、「Blincyto(ブリナツモマブ)」、「ACTIMMUNE(インターフェロンガンマ-1b)」、「Neulasta(ペグフィルグラスチム)」、「Sensipar/Mimpara(シナカルセト)」、「Prolia(デノスマブ)」、「ENBREL」、「QUINSAIR(レボフロキサシン)」、「Repatha(エボロクマブ)」などがある。
米国とカナダで腫瘍壊死因子ブロッカーである「ENBREL」を販売する。
ホスホジエステラーゼ4を阻害する小分子であるオテズラを世界の多くの国で販売する。
プロプロテイン転換酵素スブチリシンケキシン9型(PCSK9)阻害剤である「Repatha」を世界の多くの国で販売する。
(SBI証券より)
この銘柄の増配タイミングは次回3月支払い時となっており、今回も前回支払い時同様1株当たり2.38ドルの支払いとなっています。
直近の業績ですが11月4日にリリースされた2025年第3四半期決算は、売上高は、販売価格は4%下落したものの販売数量の14%増加が牽引役となり12%増加。また製品別に見ると第2四半期の15に対し16の製品が2桁以上の増収を達成。
利益は、会計基準ベースの1株利益は主に売上高の増加により、前年同期の5.22ドルに対し5.93ドルと14%増加。
そして特殊要因を除いた調整後1株利益は営業費用は増加したものの、主に売上の増加により前年同期の5.58ドルに対し5.64ドルと1%増加しています。
また今期2025年の通期見通しですが、以下のとおり前回見通しの売上:350億ドル~360億ドル、調整後1株利益:20.20ドル~21.30ドルに対し、売上:358億ドル~366億ドル、調整後1株利益:20.60ドル~21.40ドルと売上、利益ともに上方修正しています。
尚、すでに12月9日に発表のとおり次回3月支払い時の配当は通期見通しを含む好調な決算を織り込んだ形でほぼ前年(5.8%増配)並みの5.9%増配の1株当たり2.58ドルの支払いとしています。
この銘柄の現在の注目点と言えばやはり開発中の肥満治療薬。
その状況に関し、治療薬マリタイド(AMG 133)について慢性的な体重管理を目的とした第3相試験において、肥満または過体重の成人の登録を完了。
そして閉塞性睡眠時無呼吸症の成人を対象に第3相試験を開始。
また慢性的な体重管理を目的とした第2相臨床試験のパート2は、2型糖尿病の有無にかかわらず、肥満または過体重の成人を対象に実施中となっており、データ結果は2025年第4四半期を予定、さらに2型糖尿病治療薬としてのマリタイドを検討する第2相臨床試験は、肥満の有無にかかわらず、成人を対象に実施中であり、データ結果は2025年第4四半期を予定している。
またトランプ関税に関して言えば2018年以降、アムジェンは製造および研究開発に400億ドル以上を投資しさらに今年、米国における製造設備投資として25億ドルの追加投資を発表。これらの投資継続が認められ、今後3年間、業種別関税の免除を受けることになります。
ということで引き続き長い目で期待したいと思います。
(肥満治療薬に過度な期待が集まっている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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