半導体大手のブロードコム(AVGO)から7月1日に配当を受領しました。
この銘柄の増配タイミングは1月支払い時ということで、今回も前回同様1株当たり5.25ドルの配当となっています。
直近の業績ですが、現地時間の6月12日にリリースした2024年第2四半期決算(ブロードコムの決算期は10月)は売上はVMware(ヴイエムウェア)買収等により前年同期比43%増。
会計基準ベースの1株利益(潜在株式調整後)は前年同期の8.15ドルに対して4.42ドルと大きく減少していますが、これは買収関連の無形資産の償却費、株式報酬費用、リストラ費用等の特殊要因のため。
特殊要因を除外した調整後1株利益は前回の第1四半期同様6%増となっています。
![](https://naobito.net/wp-content/uploads/2024/06/avgo20242Q-1.png)
またアナリスト予想(FactSet consensus)との比較は以下のとおりとなっており、売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。
![](https://naobito.net/wp-content/uploads/2024/06/avgo20242Q-3.png)
そして今期予想ですが以下のとおり売上、調整後EBITDAともに前回予想を上方修正しています。
![](https://naobito.net/wp-content/uploads/2024/06/avgo20242Q-5.png)
EBITDAとは
EBITDAとはEarnings Before Interest Taxes Depreciation and Amortizationの略で、税引前利益に支払利息、減価償却費を加えて算出される利益を指します。
国によって金利水準、税率、減価償却方法などが違うため、国際的企業の収益力は一概に比較することはできません。
その点、EBITDAはその違いを最小限に抑えて利益の額を表すことを目的としていますから、国際的な企業、あるいは設備投資が多く減価償却負担の高い企業などの収益力を比較・分析する際にしばしば用いられます。
(SMBC日興証券)
ブロードコムと言えば最近こそ調整局面を迎えているものの、AI関連銘柄としてここ半年で株価が大きく上昇。
![](https://naobito.net/wp-content/uploads/2024/07/avgochart20240702.png)
もちろんそれはそれで喜ばしい限りですが、正直過熱感は否めず。当方が注目しているのはやはり配当。
その配当は毎年当たり前のように二ケタ増配を続けています。
![](https://naobito.net/wp-content/uploads/2023/10/avgo配当推移2023.png)
とここからはタラレバ計算になってしまいますが、第2四半期のフリーキャッシュフロー(累計値)は前年同期比18%増。
ブロードコムの過去2年間のフリーキャッシュフローベースの配当性向は約43%。
仮にこのままのペースで年間18%増を達成し、配当性向に変化がなければ18%の増配となる計算。
この銘柄の増配タイミングでの配当のお知らせは12月。
もちろん事が皮算用どおりには行かないことは百も承知。
ただ今年も二ケタ増配発表に期待してしまう自分がいることは確かです。
(有利子負債残高が年間売上を上回っている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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祝、TOPIXも史上最高値更新!
そしてブロードコムも実は( ´∀`)人(´∀` )ナカーマ!です。
そだおさん
おはようございます。
ええっ、ブロードコム持ってたんですね。( ´∀`)人(´∀` )ナカーマ
なんだか気持ち悪いくらいの上昇ですが、PER的にも上がり過ぎ。
いつかは調整が入ると思っていますが、普段爆上げに慣れていない身としてはなんだか居心地悪いです。(苦笑)
VYMを保有しているので、間接的にブロードコムを保有しています。
高配当株全般に軟調ですが、ブロードコムが一人でVYMを引っ張っている感じです。ウエイトが半端なく上がっています。
naobito様の居心地の悪さわかります。
うっかり小平次さん
こんばんは。VYMをお持ちでしたか。
組み入れ上位の中ではアッヴィと並び気を吐いている感じでしょうか。
インカムゲイン投資では株価爆上げの機会はあまりないわけで、ブロードコムは異質というか貴重な銘柄と言えそうですね。
naobito様
こんにちは。
アッヴィも勢いありますが、アッヴィを上回るのがクアルコムです。
かなりウエイト増えてきましたよ。(^^)
こんばんは。
ブロードコムは個別株ではオラクルと同列で保有する気のないツートップです。
というのも、すでに出来上がった濠の深いライセンスビジネスでライセンス料を上げていくお化粧でEPSを稼いでいる面があるからです。
逆にクアルコムは気になっています。
Snapdragon X Eliteの搭載されたCopilot+PCのノートPCをポチっちゃいました。
そのノートPCにはARM64bit版Windowsが載ってます。これを使って開発環境を作ったのですが、電池持ちが良いのと、CPUパワーの強力さをひしひしと感じる仕上がりになっていました。
NPUという部品が搭載され、クラウドに繋がなくてもAIが動くノートPCは新たなユーザー体験と株式リターンをもたらしてくれそうです。