配当

ベストバイから配当を受領 景気後退突入もこの銘柄をホールドする理由

1月13日に家電等の量販店のベスト バイ(BBY)から配当を受領しました。

ベスト バイと言えばアメリカではお馴染みの企業であり、国内は全州に店舗がある一方、海外は中国は2011年にすべての店舗を閉鎖、またメキシコは2022年第1四半期にすべて閉鎖し現在はカナダのみとなっています。

ちなみにこの銘柄の増配タイミングでの配当支払は次回4月、ということで今回も前回同様1株当たり配当は0.88ドルとなっています。

直近の決算ですが、現地時間の11月22日に発表した第3四半期決算(ベスト バイの決算期は1月ですので今回は8月から10月までの期間となります。)は以下のとおり政府の景気刺激策の恩恵を受けた前年同期比では減収減益。

但しアナリスト予想との比較では以下のとおり売上、1株利益ともに予想を上回り、特に1株利益は大きく上回る結果となっています。

そして今期通期予想ですが、以下のとおり前期比で既存店売上ベースで前回予想の11%減から10%減へ、そして調整後営業利益率は4%から”4%よりやや良い”とし、それぞれ予想を引き上げています。

但し今後の景気後退を考えればこの先は決して楽観視できないこの銘柄ですが、現時点で売却は考えていません。

その理由はもちろん景気は循環するものであり長期投資家にとっては想定内であること。

そして第2四半期中に中断していた自社株買いを11月に再開し、今年度は約10億ドルの自社株買いを行う予定であること。

さらに言えば過去10年のトータルリターンは以下のとおりとなっており、なんとこの銘柄は市場平均(Vanguard S&P 500 ETF(VOO))、そしてあのアップル(AAPL)をも上回っていること。

むろん過去は過去、将来を保証するものではないことは百も承知。

当方としては3月の増配タイミングでの配当のお知らせで減配さえ発表しなければ”十分合格点”と考えているところです。

<追伸>

今回現地時間1月3日支払いの配当が1月13日入金と大幅に遅れました。

その理由をSBI証券に問い合わせたところ以下の回答がありましたので、参考まで。

このたびは、米国株式「ベスト バイ(BBY)」の配当金に関して、ご入金が遅延しており誠に申し訳ございません。

大変恐縮ですが、お寄せいただいた当銘柄は、現地にて税率修正が順次入っているため、現地税率の確認中となっております。

確認でき次第、お客様の外貨口座へお支払いさせていただく予定でございますので、今少しお待ちくださいますようお願いいたします。

多大なご心配をおかけすることとなり申し訳ございませんが、何とぞご理解のほどお願い申し上げます。

この回答ですが、税率修正というところがちょっとひっかかります。

これがフィリップ・モリス(PM)のような海外売上比率の高い企業であればまだわかるのですが。(奇しくもフィリップ・モリスと同日の入金。)

いずれにしても支払いが遅れる時は事前に全ホルダーにメール等で説明するのがビジネスの基本ではないでしょうか?

信用第一の金融機関ならなおのことかと。

(景気後退の影響をもろに受ける銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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