6月28日にバイオ医薬品銘柄のギリアド・サイエンシズ(GILD)から配当を受領しました。
この銘柄の増配タイミングは前回3月支払い時ということで、今回も前回同様1株当たり0.77ドルの配当となっています。
直近の業績ですが、4月25日にリリースした2024年第1四半期決算は前年同期比で増収(+5%)減益というか前年同期の1株当たり80セントに対して3.34ドルの損失と赤字に転落。
但しその理由は、肝疾患治療薬開発企業であるシーマベイ・セラピューティクス(CBAY)買収に伴い取得した仕掛研究開発費39億ドル(1株当たり3.14ドル)、および2020年にイミュノメディクス社(Immunomedics)から取得した資産に関連する減損損失24億ドル(1株当たり1.46ドル)を計上したため。
そして調整後1株利益もCBAY社買収に関連する費用計上により前年同期の1.37ドルに対し1.32ドルの損失計上となっています。
但しアナリスト予想との比較では以下のとおり売上、調整後1株利益(損失)ともに予想を上回っています。
ただ2024年の通期予想は、以下のとおり売上は271億ドル~275億ドルと前回予想を維持したものの、調整後1株利益はCBAY社買収に関連する費用計上により前回予想の6.85ドル~7.25ドルから3.45ドル~3.85ドルに大幅に引き下げています。
しかし当方この銘柄の保有を継続しています。
その理由ですが、製品売上は増収となっていること、そして(期の途中とは言え)営業キャッシュフローは前年同期の1,744百万ドルに対し2,219百万ドルと増加していること。
もちろん買収効果を見極めたいというのもある。
さらに久しぶりに明るいニュースが。
それが、6月20日にHIV(エイズ)予防のための年2回の実験的注射が後期臨床試験で100%の効果を示した、と発表したこと。
会社によればこの試験は感染ゼロを示した史上初の第3相HIV予防試験とのこと。(第3相試験とは多数の患者を対象に、既に多くの患者に使われているくすり(標準薬)と比較することで、有効性と安全性を確認して、総合的にどれくらい人にとって良いくすりか(有用性)を確認する試験のこと。)
またこの注射薬は、現在使用されているギリアドの1日1回服用の経口治療薬であるツルバダよりも、女性のHIV予防において優れていることが証明された、としています。
ということでこの銘柄とは今しばらく忍耐強く歩みをともにするつもりです。
(ここ最近これと言ったスマッシュヒットがない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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