IBMが現地時間の4月28日、配当のお知らせをリリースしました。
実は今回のお知らせは増配のタイミング。
その配当に関して、現地時間の4月20日の第1四半期決算発表でCEOはこう発言していました。
「我々のフリーキャッシュフロー、バランスシートは強固であり、投資格付けは堅調で資本市場へのアクセスも非常に良好である。 そして配当について不安はない。」
そう、少なくとも減配することはない。と取れる発言をしていた。
ただやはり現在新型コロナウィルスのさなかにあって、通期予想は先行き不透明を理由にこれまでの予想を撤回していた。
さすがに増配はないだろう、いや減配しなければ万々歳。
と思っていた。
注目の発表内容ですが、
5月8日時点の株主に対して6月10日に1株当たり1.63ドルを支払う。
というもの。
前回までの配当が1株当たり1.62ドルでしたから、1セントの増配となりました。
25年連続での増配達成とは言え、増配率で言えばたった0.6%。
しかし当方万々歳。
この歴史に残る、リーマンショックを超えると言われ、ある意味1929年の世界大恐慌に匹敵する大ショックのさなかにあって、たとえ1セントであっても増配を続けてくれた。
今回の発表資料でCEOは以下のように述べています。
「IBMのフリーキャッシュフローと強力なバランスシートは、クラウドとAIテクノロジーに積極的に投資すると同時に、株主に価値を還元する自信を与えてくれます。私たちはこの前例のない時期でも配当に全力を尽くし、IBMの230万人を超える投資家への配当の重要性を認識しています。」
さすがはその大恐慌期間を含む1916年以降100年以上の長きに渡り四半期配当を支払い続けて来た銘柄だけのことはある。
新たにデータを追加したばかりの右肩下がりのグラフを見ながらそんなことをしみじみ実感した中年投資家なのでした。
(増配率が右肩下がりの銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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私もIBMを所有しています。
去年の自分だったら「増配たった1.2%だけ・・?」と言ってたと思います。
大変な時になって初めて増配のありがたみがわかりますねぇ。
あめさん
おーIBMをお持ちでしたか。
全くその通りで今回の増配は通常と全く意味合いが異なります。
ここでの増配は今後の投資生活において大きな支えになると思っています。