早速ですが12月末現在、つまり2023年の増配率一覧表を作成しました。
こちらは持株(米国株)の2019年以降の増配率と配当宣言日、連続増配年数をまとめた表となっており、現在21銘柄を保有している当方ですが、12月に増配タイミングを迎えた銘柄はブロードコム(AVGO)とアムジェン(AMGN)の2銘柄。
まずブロードコムですが、現地時間の12月7日に1株当たり4.60ドルから5.25ドルへと14.1%の増配を発表。
なんとなんと前年の12.2%を上回る増配を発表してくれました。
さらに今期の通期売上予想はVMware(ヴイエムウェア)の買収が寄与し前期比40%増の約500億ドル。
そして調整後EBITDAは予想売上の約60%の300億ドルに達すると見込んでいます。
となれば二ケタ増配が十分期待できそうです。
そして12月12日に増配を発表したアムジェン。
こちらは昨年の9.8%増配から大幅ダウンの5.6%増配。
非常に残念な結果となりましたが、当方当面はこの銘柄をホールドするつもりです。
その理由ですが、やはりホライズン・セラピューティクス(HZNP)の約278億ドルでの巨額買収への期待。
10月6日に買収が完了したことをリリースしたわけですが、2024年以降、Non-GAAPベースの1株当たり純利益上乗せを見込んでいる。さらに同社は、今後急速な普及が期待される肥満治療薬(肥満症患者向けの月1回投与の注射薬と錠剤)の開発に取り組んでいる。
買収後もこれまでの積極的な株主還元政策維持に期待しつつ、通期予想を含め買収後初めてとなる第4四半期の決算発表内容に注目しているところです。
尚、AT&T(T)については、これまでであれば12月が増配タイミングだったのですが残念ながら増配は見送り。
2022年にほぼ半減の減配を実施しただけに今回は増配復活に期待していたのですが残念な結果に終わっています。
今さらですがインカムゲイン投資家の目指すところは配当の増加。
そして配当の増加をもたらすものは増配。
さらにその増加を加速させるものは増配率の増加。
インカムゲイン投資家にとって増配を継続してくれる上に前年の増配率を上回ってくれればこれ程嬉しいことはない。
もちろん高い増配率となった翌年にそれを上回ることは難しいし、その反対も言える。
ただこうやって表を作成してあれやこれや考えながら眺めていること自体が何より楽しいインカムゲイン投資家として、今年もこの作業を愚直に続けて行くつもりです。
そして「次は何を買おうかリスト(配当貴族銘柄編)」のアップデートとともに、この作業を続けることが銘柄選びのヒントになると信じています。
(過去の増配率のみを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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