早速ですが5月末現在の増配率一覧表を作成しました。
こちらは持株(米国株)の2020年以降の増配率と配当宣言日、連続増配年数をまとめた表となっており、現在21銘柄を保有している当方ですが、5月に増配(いや、減配)タイミングを迎えた銘柄は今は亡き、というかすでに売却済みのスリーエム(MMM - No3参照)。
すでに5月15日付記事でお知らせしたとおり、この銘柄、いや、60年を超える期間増配を続けて来たこの銘柄でしたが、これまでの1株当たり1.51ドルから0.70ドルへと53.6%もの大減配を発表。
この銘柄はすでに4月30日の2024年第1四半期決算発表時、5月に宣言される予定の次回第2四半期の配当は調整後フリー・キャッシュ・フローの約40%になる見込みである旨、つまり減配を公表していたわけですが、54%もの大減配は正直想定以上。
今さらですが投資の大原則、それは分散投資。
一つのカゴに多くの卵を盛ってはいけない。
仮に保有を継続した場合、減配前と減配後で単純計算すると(もちろん為替により変動しますが)、年間ベースで約11万円配当が目減りすることになります。
これは配当全体の3%弱に相当する金額。
それもあって売却したわけですが、もしスリーエムに多額の投資を行っていたら、と考えると背筋に冷たいものが走ります。
ということで、今回の大減配であらためて分散投資の重要性を再認識することになりました。
インカムゲイン投資家の目指すところは配当の増加。
そして配当の増加をもたらすものは増配。
さらにその増加を加速させるものは増配率の増加。
インカムゲイン投資家にとって増配を継続してくれる上に前年の増配率を上回ってくれればこれ程嬉しいことはない。
ということで、こうやって表を作成してあれやこれや考えながら眺めていること自体が何より楽しいインカムゲイン投資家として、今後もこの作業を愚直に続けて行くつもりです。
そして「次は何を買おうかリスト(配当貴族銘柄編)」のアップデートとともに作業を続けることが銘柄選定、そして売却判断のヒントになると信じています。
(過去の増配率のみを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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