6月13日に化学・電気素材大手のスリーエム(MMM)からの配当を受領しました。
今回の配当ですが、すでに現地時間の5月14日に発表されたとおり、これまでの1株当たり1.51ドルから0.70ドルへと54%もの大減配となっています。
当方にとって売却のトリガーとなった今回の大減配ですが、忘れかけていた投資のセオリーを再認識させてくれました。
まずは分散投資の重要性。
一つのカゴに多くの卵を盛ってはいけない。
減配前と減配後で単純計算すると(もちろん為替により変動しますが)、年間ベースで約11万円、配当全体の3%弱に相当する金額の減少を余儀なくされたわけですが、
もしスリーエムに多額の投資を行っていたら、と考えると背筋に冷たいものが走ります。
そしてハイリターンを求める場合ハイリスクを覚悟しなければならない。
ということ。
今回のスリーエムの場合ハイリターンとは高配当。
購入時の配当利回りは4%を大きく超えていた。
しかし高配当には訳がある。
特にスリーエムは業績の悪化によって株価が下落し続けていた。
そう、株価下落による高配当だった。
もちろん当方とて業績をチェックした上での購入。
しかし当方の目を曇らせたもの。
それが連続増配年数。
60年を超える連続増配を誇るこの銘柄が減配する可能性は限りなく低いはず。
とたかをくくってしまった。
ロイヤルダッチシェルであれだけ痛い目を見ているにもかかわらず、、、
それにしても株式投資は欲望との闘いだとつくづく思います。
以前からちょくちょく書いていますが、投資家にはそれぞれのステージがある。
すでに60歳を超えている当方の場合、株式投資の目的は資産を増やすことではなく、現在の資産と配当収入300万円を維持すること。
ただそうは言ってもそこは投資家。
本能的に配当のさらなる増加を目指してしまう。
この銘柄をを購入したのは2022年11月。
すでに目標である年間配当収入300万円を達成した後の投資。
高配当銘柄を狙う必要などないにもかかわらず、欲に目が眩んでしまった。
まったくいくつになっても進歩がない自分が嫌になってしまいます。
ということで、大いに反省。
今回の教訓を生かし二度と同じ失敗は繰り返さぬよう鋭意努力するつもりです。
(連続配当年数を妄信した投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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