9月23日にエネルギー大手のロイヤルダッチシェル(RDS.B)からの配当金を受領しました。
以前からしつこいほど書いているとおり、この銘柄は忘れもしない今年4月30日に66%もの大減配を発表したことはいまだ記憶に新しいところ。
今回の配当額は1株当たり0.32ドルということで、前年同月比で受取額が大幅に減少してしまいました。(って当たり前)
当方の場合現在の保有株数はNISA分のみと言うことで微々たるものですが、過去はともかくこの銘柄の未来はそう暗いものではないと思っています。
もちろん新型コロナウィルス流行が収まらない限り、つまり原油・ガス価格が上昇しない限り業績に期待できないことは百も承知。
ただこの銘柄が他のライバル、特に米系のエクソン・モービルとシェブロンと違うのは、より環境に配慮した政策を取っていること。
例えば今年の4月には2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を実現させる、と発表しています。
そしてベン・ファン・ブールデンCEOは「気候変動をめぐる議論において、社会からの期待は急速に変化した。」とし、
「シェルは今、自らの大志をさらに前進させる必要がある。そのために我々は、2050年までに排出量実質ゼロのエネルギー企業となることを目指す。社会と我々の顧客は、それ以下のことは期待していない。」
とまでコメントしているのです。
さらに言えば、仮に11月のアメリカ大統領選挙で環境問題に背を向け続けたトランプ氏に代わり、クリーンエネルギー政策を掲げるバイデン氏が予想どおり当選すれば、この流れは一気に加速する可能性があります。
現在の配当利回りは大減配後でも5%を超えています。
個人的には900万もの大損失を被ったこの銘柄ですが(涙)、再投資の可能性は十分あり。
そんな風に考えています。
(現時点では業績が化石燃料に大きく依存する銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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こんばんは。
エネルギー銘柄への逆風はすごいですね。
現時点でXOMは配当利回り10%に到達、 CVXも7%になっており、減配の心配をする必要のある利回りになってきました。
やはり市場平均の1〜2%の配当利回りの株はなんだかんだ事業の優位性がありますし、決算でもソワソワする必要が少ないので高配当株は(´ε`;)ウーン…と思ってしまうのでした。
やはり持っていて自然と感じられる銘柄を保有するのがいいんでしょうね。
ちなみに、エネルギー銘柄の逆風はEVだけではなく、電動航空機の流れもきており、逆風は止まらないのでしょうね。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/02348/
ちなみに、記事中に出てくるハネウェルは最近ダウ銘柄にレイセオンとの入れ替えで入ったあのHONですよ。
ひろーさん
こんばんは。
正直現在の経済状況が続けば、どちらも来年には減配の可能性は非常に高くなると思っています。
そして鍵を握るのはやはり新型コロナワクチンの開発。
現在先頭を走る4銘柄のうち1つでも開発が成功すれば、状況は一変すると思います。
その意味で結果が出る年内がリミット、ということになります。
おはようございます。
ひろーさん、勉強になります。
やっぱり来月末のシェルの決算はまたしても厳しいものになりそうですかね。
今のような経済環境下で、ひろーさんが買い進めているもしくはお勧めできる銘柄はどういうものになりますか?
先日ジョンソンエンドジョンソンを買いましたが、ヘルスケアは大丈夫な銘柄でしょうか?
お忙しいところ恐縮ですが、差し支えなければお聞かせ下さい。
あおばさん
おはようございます。
当方はハイテクに強気、J-REITにも手をつけています。
ハイテクに関しては配当利回りをほぼ無視して買い進めています。
エムスリー(2413.T)、森トラスト総合リート投資法人(8961.T)、村田製作所(6981.T)を日本株では買い進めました。
コロナショック後は米株ではCME、CRM、ZS、DOCU、Vを買っていますが、バリュエーションが今のところどれもパンパンなので長期金利の動向と決算内容次第、ですかね。
SaaSに関してはThe Rule of 40と照らし合わせて判定します。
成長率YoY+Free Cash Flow MarginまたはEBITDAを使って判定ですね。
https://www.volitioncapital.com/news/the-rule-of-40-growth-profitability-and-the-tortoise-and-the-hare/
おそらく配当優良株を期待されていると思いますので、あまり参考にならないかと思います。
そして、ヘルスケアについてですが、ワクチンの効き目は神のみぞ知る。という感じで正直わからないです。
SARS-CoV-2はインフルエンザウィルスと同じくRNAウィルスなので、効き目はそこそこと推定されます。ただし、免疫記憶に深く刻みまれたかの間接的な確認もできるようになってきているため、そこまで如何わしいものとして考えなくても良さそうです。
抗体はできるものの、数ヶ月で消える。というのは報道の通りです。報道ではメモリーB細胞とメモリーT細胞という免疫記憶についての情報は未解明なのか一切なく、おそらく他のコロナウィルスへの交差免疫も働かないので、ワクチン接種か自然に罹患するしかないだろうとみています。
つまりワクチンの効き目はSARS-CoV-2の中和抗体だけではなく、メモリーT細胞やメモリーB細胞への免疫記憶まで作動しているかの確認を行う内容であるべきです。
BNTXの知見はワクチン候補を(筋肉?)注射して中和抗体とIFN-γの生成度合いを見ており、TH1型の抗体の産生まで確認してるため、よほどのことがない限り承認されるんじゃないでしょうか。
インフルエンザウィルスの場合 http://www.ifrec.osaka-u.ac.jp/jpn/research/20100404-0508.htm
BNTXのmRNAワクチン https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2020.07.17.20140533v1
また、早くて来年の冬くらいには野良コロナに溶け込んだ少し強めの風邪として扱われるんじゃないでしょうか。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9OC43
ひろーさん、ありがとうございます。
僕からすると、ひろーさん程に解析能力がないので、ジョンソンエンドジョンソンになったという感じです。
僕はジェネリック原薬を生産する仕事していますが、ひろーさんの方が遥かに専門知識があり、理解が深いです。尊敬に値します。
また、コメントさせて頂く際にはよろしくお願いします( ´ ▽ ` )
あおばさん
なるほど、本職の方でしたか。
釈迦に説法してしまったかとドキドキしますね。
当方は単なるITエンジニアですので、微生物学・免疫学やワクチンについてはコロナ禍が始まった3月からの付け焼き刃になります。
* ブラック微生物学 第3版(原書8版) 丸善
* 分子細胞免疫学 原著第9版 アバス–リックマン–ピレ エルゼビア
をSARS-CoV-2の症例の論文やmRNAワクチンの論文、インフルエンザワクチンの作用機序を解読しつつ読んだ感じですので、間違っているところはあるかもしれません。
こんばんは。
うはっ、ひろーさんいつもながら凄い分析熱量ですね。
私も、ジョンソン・エンド・ジョンソン、
アッヴィなど大好物ですので興味深くコメン
ト読ませて頂きました。
シェルについては、クリーンエネルギーへの
移行をはかっていようでこれからの巻き返しが
楽しみですが、マイルールにより減配後は
買い増し候補からはあと最低25年以上は除外としております。
単純すぎるルールですが(笑)
話が変わりますが、
菅新総理にいじめられて株価が落ちていた携帯通信会社大手の
DOCOMOが買収されますね。
このNEWSが夜中に入って、ホルダーとしては明日以降の(´∀`∩)↑age↑(´∀`∩)↑age↑を想像してしまい寝れないです(笑)