AT&Tが配当のお知らせをリリース　当たり前の内容に喜びをかみしめた理由

通信大手のAT&T（T）が現地時間の3月27日、配当のお知らせをリリースしました。

AT&Tと言えば、長期に渡り毎期判で押したように0.04ドルの増配を続けており、その増配率は逓減の一途を辿っていることで有名な銘柄。

発表内容ですが、

・4月9日時点の株主に対し1株当たり0.52ドルを5月1日に支払う。

というもの。

この銘柄の増配タイミングは前回2月の支払い時、ということで今回も前回と同額となっています。

ということである意味至極当たり前の内容。

これまでは。

今回の場合この当たり前の内容の重みが全く違います。

もちろんその理由は新型肺炎大流行のさなかの発表だから。

2月19日のダウ最高値から現在株価は大きく暴落。

それはAT&Tの株価も同様。

ただタイミングが悪かった。

なぜならAT&Tの場合、タイムワーナー買収で大きく膨らんだ有利子負債削減の途上だったから。

3月20日には自社株買いの中止を発表。

さらにその負債の大きさも懸念事項となり、一部の投資機関がAT&Tのレーティング（投資判断）の引き下げを発表しています。

そんな中でも、次回配当のこれまでどおりの支払いを発表した。

その意味は非常、いやとてつもなく大きい。

今回の暴落がいつまで続くかわかりませんが、この銘柄のホールドに変更はありません。

（市場暴落中における追加投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。）

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