5月11日に通信大手のAT&Tからの配当を受領しました。
AT&Tの場合増配タイミングは2月支払い時ですから、前回同様1株当たり0.52ドルとなっています。
この銘柄を初めて購入したのが2012年。
その後2018年には自社株を売却した資金で大量買いし現在に至ります。
現在までの配当の積み上がり状況は以下のとおりとなっており、総配当受領額は164万円、ただ投資回収率の方は多額の買い増しをしたことで13%にとどまっています。
そしてここ最近の増配額はまるで判で押したように毎年0.04ドル。
その結果残念ながら以下のとおり増配率の方はひたすらほふく前進というか逓減状態。
さらに現地時間の4月22日に発表した第1四半期決算は、衛星放送「ディレクTV」などの契約者数の大幅な減少もあり減収、また通期予想についても他社同様、新型コロナウィルスからの回復に関する不確実性のため、発表済みの予想を取り下げています。
その上ただでさえ莫大な有利子負債残高が増加しており、投資家の不安が株価、そして7%を超える高い配当利回りにも表れている状況となっています。
しかし当方、この銘柄をホールドするつもりです。
その理由は決算発表でのCEOの以下の発言。
「私たちは強力なキャッシュポジションと強力なバランスシートを備えており、コアビジネスは堅調であり、今日の環境においても引き続き優れたフリーキャッシュフローを生み出しています。新型コロナウイルスの経済的影響を考慮して、私たちはすでに資本配分計画を修正し、すべての株式の消却を一時停止しました」。
「その結果、私たちは、5G、ブロードバンド、HBOマックスなどの重要な成長分野に投資し続けることができると同時に、配当を維持し、借入金を返済することができます。」
そしてさらに同内容の以下発言を5月13日のJPモルガンカンファレンスで繰り返している。
・AT&Tは力強くキャッシュフローを生み出し続け、快適に配当を支払い続け、借入金を返済し続けると確信している。
・キャッシュフローは、5Gや今後の新しいストリーミングパッケージHBOマックスなどの分野への投資にも十分なものである。
ということで、当面は5月27日にいよいよサービスを開始する新たな動画配信サービス、「HBOマックス」の成り行きに注目したいと思います。
(多額の有利子負債残高を抱える銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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市場はそう見てないからこその利回り
ダルシムさん
まったくそのとおりです。