コラム

「熟年離婚」が21.5%で過去最高 に思う

厚生労働省が8月24日に、「2020年に離婚した夫婦のうち、20年以上同居した「熟年離婚」の割合が21・5%に上り、統計のある1947年以降で過去最高になった。」と公表しました。

しかも約70年間上昇傾向にあり、1990年の13・9%と比較しても約1・5倍に増えているとのこと。

そして全体で見ると離婚件数こそ2002年以降減少傾向にあるものの、結婚した夫婦の3組に1組は離婚する計算になるそうです。

当方が若い頃は日本では離婚はまだ非常に珍しく、「アメリカってなんであんなに離婚が多いんだ。」と不思議に思った記憶がありますが、今思えば当時はその少なさゆえ

「離婚なんて恥ずかしい。」、「離婚なんて恥。」

という意識があり特に女性の方が我慢していた。

という面が多分にあったのでは。

と思わざるを得ません。

話を熟年離婚に戻すと、60歳を迎えリタイアした当方、最近になって熟年離婚する人の気持ちがわかるようになってきました。

というか、当方がリタイアしてからというもの、正直なところ夫婦関係がぎくしゃくし始めています。

その一番の理由は、当方が毎日家にいるようになったこと。

そしてそのことをパート勤めを継続している妻は決して快く思っていない。

というか、「働かないのなら、家事をやって欲しい。」と強く思っている。

それはリタイア後堰を切ったように様々な家事を依頼するようになったことから明白。

具体的には、

・洗濯(以前は週末のみだったのが毎回になった。)

・掃除(但しトイレ・風呂掃除以外-以前は週末のみだったのが毎日になった。)

・トイレ掃除

・食後のテーブル拭き

・麦茶作り

等々。

「なんだそれ、全然たいした家事じゃないじゃない。そんなの家事のうちに入らないでしょ。」

て言われるかもしれません。

ただ妻の当方への家事移管は終わりが見えない。

つい先日も、「今日私帰りが遅くなるので(と言っても5時なのだが)、夕食はカレーかなんかお願い。」

との命を受けた。

「この調子で行くと、将来的には料理を含めすべての家事を当方に移管する気では?」

と心配になって来た。

そして家事を移管されることによる仕事とは違うストレスが当方にのしかかって来た。

新たな家事を言われるたびにストレスが溜まり、それがついつい態度に出てしまうようになって来た。

ただ、実はそれよりももっと大きなストレスがある。

それは、

「もしかしてすべての家事を移管した後、妻は三下り半を突きつけるのでは?」

「実は家事移管は離婚後、当方が一人でも十分暮らしていけるようにとの妻の優しさなのでは?」

という不安。

果たしてこれは単なる妄想なのか?

時が明らかにしてくれると思います。

(リタイア後の配偶者との関係再構築にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. スペースガラパゴス より:

    なおびとさん、こんにちは。

    いつも楽しく、ブログを読ませてもらっています。
    コロナ禍で在宅勤務が多くなり、平日の夕食は、食材キットの配送サービスを使い、妻が帰宅する前に私が作る日常となっています。 なおびとさんもこういうのを利用するのも手かと思います。在宅勤務をすると、通勤時間を往復3時間削減でいるので、結構主夫業をやってます。妻も夕食の準備をする必要がないので、気が楽そうです(妻のほうが残業多し)。 主夫業をお互い頑張りましょう。

    • naobito より:

      スペースガラパゴスさん
      いつも読んでいただいているようでありがとうございます。
      食材キット&在宅勤務とは言え、会社勤めされている中で夕食を作られているとは本当に尊敬します。
      食材キットであれば当方でもなんとかなりそうですが、うちの妻はコストに厳しいのでたぶんNGだと思います、、、

  2. ひろー より:

    こんばんは。

    > ・食後のテーブル拭き

    > ・麦茶作り

    あ・・・れ・・・、これって家事だったんですか。。。
    我が家は手の空いている人がやる感じなので、家事という意識がそもそもなかったです。

    > ・洗濯(以前は週末のみだったのが毎回になった。)

    ドラム式洗濯機ならボタン一つで乾燥まで行くので、僕も洗濯は好きではなかったんですが、伸ばして干すというのが嫌いだっただけだった!という発見がありましたよ。

    特に北陸や新潟のような日本海側では冬に除湿器をフルで稼働させたり、サンルームで乾かさないといけない洗濯は重労働ですよね。

    10年くらい一人暮らしをしていて一通り家事はできるので、あんまり家事を任されたからと言って苦にならないんですよ。

    あと、もしもこの先料理をさらに任されると予想するのであれば圧力鍋の購入をお勧めします。
    圧力を掛けると、野菜が芯まで柔らかくなりますし、ほぼ煮崩れしないので、柔らかな野菜を形を崩さず煮込めます。
    カレーやシチューも15分くらいでぱぱーっと作って終わりになります。本当におすすめの調理器具です。

    • naobito より:

      ひろーさん
      確かに麦茶作り等は家事とは言えないかもしれませんね。
      我が家の洗濯機は旧式で干す作業が必要なので、新潟の場合は煩わしい作業ではありますね。
      圧力鍋は我が家にもあるのですがものすごく古いタイプのものなので、なんだか爆発しそうで怖いです、、、(笑)

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