バイオ医薬品銘柄のギリアド・サイエンシズ(GILD)が現地時間の11月7日に第3四半期決算を発表しました。
概要は以下のとおり。
売上は前年同期比で0.1の増収とほぼフラット。
売上の明細は以下のとおり。
新型コロナ治療薬のVeklury(レムデシビル)は大きく減少、そしてHCV(C型肝炎治療薬)が16%減となったものの、主力のHIV製品(エイズ治療薬)が4%の増収、そしてCell Therapy(細胞治療薬)とTrodelvy(乳がん治療薬)がそれぞれ22%、57%増と引き続き伸びたことで増収を確保した状況が見て取れます。
次に利益の方ですが、主に税金費用の減少によって会計基準ベースの1株利益(潜在株式調整後)は前年同期の1.42ドルに対して1.73ドル、そして特殊要因を除いた調整後1株利益は1.90ドルに対して2.29ドルとそれぞれ2割を超える増益。
またアナリスト予想との比較では以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回る結果となっています。
最後に注目の2023年の通期予想ですが、以下のとおり売上は前回予想の263億ドル~267億ドルを267億ドル~269億ドルへ、また一方調整後1株利益は前回予想の6.45ドル~6.80ドルを6.65ドル~6.85ドルへぞれぞれ上方修正しています。
以上、コロナ治療薬を除いた場合の売上が会社が期待を寄せるCell Therapy(細胞治療薬)とTrodelvy(乳がん治療薬)が引き続き伸びていること等により前年同期比5%増と好調を維持していることは朗報でしょう。
、
ということで、売上〇、利益〇、通期予想〇 = ホールド
です。
(新型コロナ治療薬には完全に頼れなくなっている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村