小中学生向けの集団指導塾等を運営する早稲田学習研究会(5869)が11月14日に2025年5月期第2四半期決算を発表しました。
【特色】小中学生向けの集団指導塾『W早稲田ゼミ』を北関東軸に展開。高校生向け集団塾、個別塾も
【単独事業】ゼミ76、ハイ16、ファースト個別8 <25・3>
【着 実】決算期変更で14カ月変則。新校は栃木、埼玉で2(前期2)。収益柱の小中学部は出店攻勢続く埼玉、地盤の群馬を軸に生徒数は着実増。ただ追加2カ月(4、5月)は生徒数少ない赤字月。62円配。
【開 拓】東京の大学生を活用した、北関東でのオンライン個別指導を検討中。集団指導の新校は埼玉を軸に年2~3拠点と加速。クオカード贈呈の株主優待制度を新設。
【業種】 他個人サービス・製品 時価総額順位 57/121社
【比較会社】9795 ステップ,9769 学究社,4720 城南進学研
(会社四季報より)
概要は以下のとおり。
売上ですが、主に高校生を対象とした教育事業を展開するハイ部門が1.3%減となったものの、、主に小学生、中学生を対象とした教育事業を展開するゼミ部門が前年同期比3.5%増、そして主に小学生、中学生、高校生を対象とした個別指導型の教育事業を展開するファースト個別部門が7.5%増となり、全体では前年同期の3,118百万円に対し3,207百万円と2.9%の増収。
次に利益ですが、都内での事務所の新規賃貸による増床やweb広告の強化、外形標準課税の増加もあり、販売管理費が前年同期比54百万円増加したこと等により、営業利益は410百万円(前年同期比1.7%減)、経常利益は420百万円(前年同期比0.9%減)、中間純利益は286百万円(前年同期比4.0%減)となっています。
尚、来年3月には2校、1教室の開校を予定しており、今後は年間2~3拠点の開校を計画しています。
そして注目の以下通期予想は現状業績は当初の計画通り順調に推移していることから、前回予想を維持していますが、2025年5月26日に決算期の変更を公表、前期までの3月決算から5月決算に変更しており、決算期が経過期間となり2025年4月1日から2026年5月31日までの14ヶ月の変則決算となっています。(よって対前期との比較は開示していません。)
そして最後に配当ですが、累進配当(企業が株主に支払う配当金を毎年増配、または最低でも横ばいの水準で配当し続けること。)を予定しており、前回予想(2025年3月期)の年間62円の配当を維持、前期2025年3月期の55円に対しては12.7%増配となる7円増配を予定しています。
ということで、売上は若干増加したものの若干の減益に終わったわけですが、
・通期予想は維持したこと
・配当も維持し12.7%増配を予定していること
から
実績✕、通期予想△、配当△=(でも)保有継続
です。
また、11月19日(水)15:30からWeb開催で決算説明会を予定していますので、そちらもチェックしたいと思います。
(少子化による学齢人口の減少や企業間競争の更なる激化が予想される銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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