米国を中心にレストラン・チェーンを展開するダーデン レストランツ(DRI)が現地時間の6月23日に2022年第4四半期決算を発表しました。(尚、ダーデン レストランツの決算期は5月となっています。)
企業概要
ダーデン・レストランツは米国のレストラン・チェーン運営企業。
米国とカナダで約1,500店舗を展開する。
直営レストラン名はイタリア料理「オリーブ・ガーデン」、ステーキハウス「ロングホーン」、高級レストラン「キャピタル・グリル」や「シーズンズ52」、その他「ヤード・ハウス」、「バハマ・ブリーズ」など。
本社所在地はフロリダ州オーランド。
(YAHOOファイナンス)
今銘柄を購入したのは今年の5月、ということで購入後初めての決算となります。
その概要は以下のとおり。
まず売上ですが、前年同期比で14%の増収と好調でした。尚、既存店売上ベースでは前年同期比で11.7%の増収となっています。
これをセグメント別に見ると以下のとおりとなっており、メインのイタリア料理「オリーブ・ガーデン(Olive Garden)」、ステーキハウス「ロングホーン(LongHorn Steakhouse)」を始めすべてのセグメントで増収となっている状況が見て取れます。
次に利益ですが、1株利益(潜在株式調整後)は2.24ドルと前年同期比の2.78ドルに対し19%の減益となっていますが、これは主に特殊要因のため。
前年2021年における税金計算上の特殊要因を除いたいわゆる調整後1株利益ベース(2.03ドル)で比較した場合は10%の増益となります。
そしてアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、利益ともに予想を上回っています。
最後に注目の2023年の通期予想は以下のとおり。
まず売上は前期比+6%~+8%のレンジと好調持続の予想。
そして1株利益(潜在株式調整後)ですが、7.40ドル~8.00ドルと前期比+0.1%~+8%としており、アナリスト予想との比較では売上はレンジ内、1株利益は予想の8.10ドルを下回る数字となっています。
以上、先の見えない高インフレ下にあってまずまずの実績、そして通期予想を出したことで正直ほっとしているところです。
ということで、売上〇、利益〇、予想△=ホールド
とします。
(たとえどんな理由があろうとも、2020年に大減配を実施した銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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