少々前のリリース情報となり恐縮ですが、食品大手のモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)が現地時間の1月27日に第4四半期決算を発表しました。
まずこちらがGAAPベース、いわゆる会計基準ベースでの概要となります。
売上は為替の影響はあったもののすべての地域で増収となり、全体では前年同期比で4.9%の増収。
利益の方ですが、1株利益は前年同期が持分法投資取引で多額の利益があったこともあり11.3%の減益。
但し特殊要因を除いた調整後1株利益は以下のとおり二ケタ増となっています。
そしてアナリスト予想との比較ですが、売上は予想を上回ったものの調整後1株利益は残念ながらアナリスト予想を下回っています。
また2022年通期の業績予想ですが、以下のとおり前期比で売上は3%増、調整後1株利益は1ケタ台後半の成長を見込んでいます。
最後に真の稼ぐ力を表す営業キャッシュフローマージン(12ヶ月累計)は14.4%と前期比で若干数字を落としたとは言え許容範囲と言えるでしょう。
以上、全体的にはまだら模様的な決算となりましたが、当方この銘柄の保有を続けるつもりです。
ちなみにこちらはキャッシュフローの推移となりますが、フリーキャッシュフロー(黄色)から配当支払を引いた残高(黄緑色)は2018年以降低下傾向にあるとは言え十分な金額であり、二ケタ増配継続が決して無理をしたものではないことがわかります。
この銘柄の増配タイミングでの配当のお知らせは7月。
ということで、二ケタ増配のさらなる継続に大いに期待するシニア投資家なのでした。
(毎年当たり前のように二ケタ増配も超地味な銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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