決算発表

オリックスの2020年期末決算 予想外の内容に戸惑いを隠せない理由

各種金融サービスを提供するオリックス(8591)が5月21日に第4四半期(期末)決算を発表しました。

実は今回の決算に関してはこの銘柄が航空機のリースを手掛けていることから、新型コロナウィルス流行の影響をモロに受けているのではないか、と非常に不安な気持ちを持っていたことは事実。

概要は以下のとおり。

やはり売上にあたる営業収益、そして利益の方も前年同期比で減収、減益に終わっています。

但し、通期予想との比較ではコロナのさなかにあってほぼ予想どおり(微増)と大健闘。

そして注目の配当は以下のとおり。


まず、2020年の期末配当ですが、41円と予想額と同額。

そして2021年については期末こそ未定としたものの、第2四半期末(中間配当)では35円と前期と同額となっています。

これは正直御の字どころか良い意味で予想外と言えるのではないでしょうか。

さらに当方が注目したのが配当性向。

確かこの銘柄の場合、配当性向は30%を基本方針としていたはず。

それが2020年は32%、そして2021年に至っては期末を未定としたにもかかわらず、配当性向の方は明記、それも50%にアップさせているのです。

「もしやこれは実質的な増配への暗示? それともすでに大幅な減益を織り込んだ上での苦肉の策の配当性向アップ?」

と戸惑いを隠せない中年投資家なのでした。

(自己株式買付期間中にもかかわらず株価が下落を続けていた銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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