研究開発型バイオ医薬品企業のアッヴィ(ABBV)が現地時間の7月31日に第2四半期決算を発表しました。
アッヴィと言っても知らない方が多いと思いますので、以下念のため。
会社概要
アッヴィは米国の研究開発型バイオ医薬品企業。
主にC型肝炎、神経学、免疫学、腫瘍学、慢性腎疾患および女性の疾患などの分野における医薬品の開発に取り組む。
アボット・ラボラトリーズの研究開発医薬品部門の分離独立に伴い2013年度に設立。
主力製品はリウマチ性関節炎や乾癬治療薬「ヒュミラ」など。本社はイリノイ州ノース・シカゴ。
(YAHOOファイナンスより)
何と言っても今回はアラガン買収後初めての決算ということで、否が応でも注目せざるを得ません。
概要は以下のとおり。
まず売上ですが、前年同期比で26.3%もの増収となっていますがもちろんこれは5月8日からアラガン分の売上が上乗せされていることが大きく影響しています。
ということで、主力製品で内容を確認することに。
こちらは買収前は全体の6割近くを占めていた主力中の主力製品であるヒュミラの製品別・地域別売上データですが、御覧のとおりヨーロッパでの特許切れによる後発競合他社との競争激化で海外では19.9%の減収となりましたが、米国内では増収を確保し全体ではほぼ横ばいとなっています。
続いてヒュミラに続く売上を誇る抗がん剤のイムブルビカ。
御覧のとおり、こちらは海外ではやや伸び悩んだものの第1四半期に続き国内で19%と好調、合計では17.2%の増収を達成しています。
一方利益の方ですが、会計基準ベースでは赤字に転落、但しアラガン買収関連費用や無形資産の償却等の特殊要因を除いた調整後1株利益(NON-GAAPベース)は2.34ドルと3.5%の増益となっています。
そして以下のとおり売上、利益ともにアナリスト予想を上回る結果に。
尚、同時に発表した今期2020年通期予想は以下のとおり。
アラガンのしわ取り薬等の美容系の事業は新型コロナウィルス流行の影響をモロに受けているわけですが、とりあえずは新生アッヴィの船出としてはまずまずの結果となりほっとしているところです。
ということでもちろんホールドです。
(巨額買収を完了して間もない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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アッヴィの決算まとめありがとうございます。
配当最優先派ホルダーとしては株価が安いままなのは
ありがたく100ドルを切るこの水準は
近い将来あの時もっと買っておけばと
思える株価と思います。
ここは、、
毎月毎月ちょっとずつ買い増しして参りま〜す←(>▽<)ノ
ウィニングチケットさん
アッヴィの記事を読んでいただきありがとうございます。
決算記事は作成に時間がかかる割にアクセス数が必ず落ちるのでいつやめようかと思っているのですが、こうやってコメントをいただくと励みになります!